小祝さくらが2位に6打差で首位独走!「アース・モンダミンカップ」の4日目(3ラウンド目)をプロがレポート
「アース・モンダミンカップ」は連日の悪天候の影響により、月曜日の予備日に最終ラウンドの持ち越しを決定し、日曜日の今日は13時から第3ラウンドの残り分を消化した。首位は15アンダーまでスコアを伸ばした小祝さくら、2位タイに9アンダーで沖せいら、高橋彩華、藤田さいきと続く。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届け。
梅雨入りした途端に中断やサスペンデッドになるほどの雨量に選手たちは対応を迫られました。7時から第3ラウンドの残りを消化し、組み合わせの変更なしに第4ラウンドに向かい72ホールを終えられる予定でした。しかし朝からの強い雨のため6時33分には8時からに遅延が発表されましたが天候は回復せず、7時30分に13時から第3ラウンドの残りをプレーし、6月24日月曜日の予備日を使用することが発表されました。アース・モンダミンカップでは2020年以来、2度目となります。 7時のスタートに向けて準備をしていた選手たちは、クラブハウス付近で待機しながら予備日の使用が決まると、今日まで泊まっていてチェックアウトしたホテルに連絡し延泊の手配をしたり、次試合「資生堂レディス」の練習ラウンドのキャンセルなど忙しくしていました。 スタート2時間前の11時を過ぎた頃から選手たちが続々と到着すると、いつもの朝のルーティンを同じようにこなし、それぞれのスタート地点へと向かいました。 首位から1打差で8番パー5のティーショットからスタートした小祝さくら選手は、幸先よくバーディを奪うと10、14、15番で3つのバーディを重ね、上がってみれば2日がかりの第3ラウンドを7アンダーでプレーし、2位に6打差をつける独走態勢に入りました。 時折強く降った雨や風の舞うコンディションでも、いつもと変わらない淡々としたプレーで好調なショットで、雨予報のため高い位置切られたピン位置のバーディゾーンになるエリアにしっかりと寄せ、パットを決める姿が印象的でした。 2位タイの沖せいら選手はラウンド後の囲み会見で「1日3アンダーを目標に、それができている」と話しましたが、小祝選手は「毎日5アンダーを目標にしている」と話し、明日もその感じでやりたいとマイペースのさくら節を聞かせてくれました。 「全米女子プロゴルフ選手権」に出場する山下美夢有、岩井姉妹、竹田麗央選手らが不在ではありますが、「スマホで速報は確認している」といい、山下美夢有や渋野日向子選手らの活躍に刺激を受けながら、小祝選手が試合を大いに盛り上げてくれています。