神戸地元情報誌が斎藤知事PR会社社長の編集関与否定、過去にモデル出演も誤情報には法的措置も
神戸のタウン誌「月刊 神戸っ子 KOBECCO」編集部が27日までに公式ブログを更新。兵庫県知事選で斎藤元彦氏を支援した西宮市のPR会社「merchu」経営者の折田楓氏との関係を説明した。 「月刊神戸っ子 KOBECCOとメルチュ(株式会社merchu)折田楓氏(Kobecco)の関係についての一部メディアにおける誤情報についての説明と、読者および関係者の皆さまへ重要なお知らせとお詫び」と題し、編集部はまず「折田氏は、弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)の撮影において、過去にモデルとしてご参加いただいた経緯がございますが、それ以外の編集作業、記事執筆などの活動には一切関与しておりません」と説明した。 meruchuはSNS「Kobecco」を運営しており、同誌に対し「一部のブログ記事やSNSにおいて、折田氏が弊誌の立ち上げに深く関わっているかのような表現がなされており、これが読者の皆さまや関係者の方々の混乱を招き、多数のご質問やお問い合わせをいただく事態となっております」 このような状況に同誌は「弊誌は、全く関係がございません。弊誌(月刊神戸っ子 KOBECCO)は、全て大文字のローマ字表記になり、メルチュ(株式会社merchu)が運営しておりますSNS「Kobecco」は、頭文字が大文字の他は小文字のローマ字表記になります」と関係性を明確に否定した。 その上で「該当記事を掲載したメディアに対しては、記事内容の訂正および写真の削除を速やかに行うよう、正式に依頼を行っております。しかしながら、現時点で一部メディアからの対応が確認できておらず、さらなる法的措置を視野に入れて対応を進めております。今後、SNS等の誤情報により、弊誌が被害を受けました場合、法的処置をとらせていただきます」と立場を示した。 こうした状況を踏まえ、「今回の件を通じ、読者の皆さまおよびこれまで弊誌にご協力いただいた関係者の皆さまに対し、ご心配やご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。弊誌として、引き続き誤解を解消するための対応を徹底し、正確な情報発信に努めてまいります」とおわび。今後の対応について「今回のような混乱を未然に防ぐため、社内での情報管理と外部媒体への監視体制を強化する所存です。また、読者の皆さまや関係者の皆さまが安心して弊誌をご愛読いただける環境を整えてまいります」とつづった。