ランボルギーニ「ウラカン」が登場から10年! V10自然吸気エンジンにこだわって進化した歴代モデルを8台を紹介します
ウラカンのテクノロジーと革新の物語
2014年のジュネーブモーターショーで発表された「ウラカン」は、ランボルギーニにとって一貫した進化の象徴であり、長年にわたって顧客のドライビング体験の限界を押し広げてきました。最初の「LP610-4」から「STJ」まで、ウラカンの技術的な進化の過程を見ていきます。 【画像】登場から10年! 進化し続けたランボルギーニ「ウラカン」の各モデル見る(41枚)
2014 ウラカンLP610-4:"本能的テクノロジー"
2014年のジュネーブモーターショーで初公開されたウラカンLP610-4は、610ps/8250rpmを発揮するV10エンジンを搭載していた。4輪駆動で、ランボルギーニLDF(デュアルクラッチシステム)を初めて採用したモデルである。走行モードはストラーダ、スポルト、コルサから選択できる。カーボンセラミックブレーキディスクと電磁制御システム付きマグネライドショックアブソーバーを装備し、ランボルギーニで初めてダッシュボードに11インチクラスターのデジタルディスプレイを搭載した。2015年にはスパイダーのコンバーチブルバージョンが発表されている。
2016 ウラカン LP580-2:"楽しめるテクノロジー"
後輪駆動バージョンのウラカンクーペとスパイダーは、「Fun to Drive」を目指して2016年に登場した。このモデルは、速さを求める伝統的なドライバーのために設計されているが、限界までプッシュすることなく、のんびりと運転を楽しむためのクルマでもある。このウラカンは、8000rpmで580psを出力するエンジンを搭載している。フロントマスクとエアインテークが美的に変更され、リアブレーキは冷却効果を高めるために大型化されている。
2016 ウラカン ペルフォルマンテ:"風によって彫刻された車"
ウラカン ペルフォルマンテは、スポーツ性能を重視して設計されたウラカンの最初のモデルである。エンジンパフォーマンスは30ps向上し、8000rpmで640ps、6500rpmで600Nmのトルクを発生する。ペルフォルマンテでは、軽量化が主な目標のひとつであり、フォージド・コンポジット(強化カーボンポリマーを鍛造で接合したもの)をエクステリアとインテリアに多用することで、40kgの軽量化を実現した。ランボルギーニが特許を取得したこの技術は、耐久性と軽量化を両立させている。 ペルフォルマンテはまた、新しいALA(Aerodinamica Lamborghini Attiva)システムによる先進的なエアロダイナミクスも取り入れており、使用目的に応じて最適な車両の挙動を実現する。また、最適化されたステアリング・コントロールとマグネライド・サスペンションコントロールシステム、さらにサーキット走行時のクルマの挙動を改善する硬めのスプリングが追加されている。2016年にニュルブルクリンクで同カテゴリーのラップ新記録を樹立し、当時のトップスーパースポーツカーとなった。
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