「穏やかな新年に」願い込め餅つき 鶴岡・善宝寺
年の瀬を迎え、鶴岡市の善宝寺(水口道雄住職)で29日、恒例の「餅つき諷経(ふぎん)」が行われ、僧侶たちが穏やかな新年を迎えられるよう願いを込め、きねを振るった。 「29」を「ふく(福)」と読めることから、毎年この日に行っている。今回はもち米7.5キロを用意し、約20人が参加した。般若心経など三つの経を唱えながら、1人ずつ交代で餅をついた。 僧侶の篠崎英治さん(43)は「今年は災害の多い年だった。来年は少しでも災害のない年になるよう祈りながら餅をついた」と話した。つき上がった餅は大みそかに本堂など境内で祭る神仏に供える。