「ついに謎が明らかに…」次回劇場版で注目『名探偵コナン』実は怪しすぎる「長野県警」のキャラたちに迫る
■大和の小学生からのライバル・諸伏高明
長野県警にはもう一人重要な刑事がいる。それは、長野県警察刑事部捜査一課・諸伏高明(もろふしたかあき)警部だ。初登場はコミックス65~66巻「死亡の館、赤い壁」でのこと。事件では長野の所轄・新野署の刑事、通称“所轄のコウメイ刑事”として登場した。 諸伏は東都大学法学部を首席で卒業したあと、キャリア試験を受けずにノンキャリアで長野県警本部に入ったという変わり種だが非常に優秀な人物だ。コミックス96巻、アニメ第983・984話「キッドVS高明 狙われた唇」では鈴木財閥・鈴木次郎吉にその能力を買われ、キッドとも対決したこともある。 大和とは小学生以来のライバルだが、下記で紹介する大和が行方不明になった雪崩事故の際、上司の命令を無視して捜査し続けたため所轄へ異動させられた過去がある。その後、自力で県警本部へ復帰し、今は大和・上原と同じ長野県警察刑事部捜査一課の一員として活躍している。 さらに諸伏は、“スコッチ”のコードネームで黒ずくめの組織に潜入し殉職した、警視庁公安部の警察官・諸伏景光の実兄である。諸伏は景光の殉職を知らせたのは降谷零であることにも気づいており、黒ずくめの組織関連でも今後重要な役回りを演じることになりそうだ。
■過去には被害者・容疑者のすべてが長野県警という闇深い事件も!?
被害者と容疑者のすべてが長野県警だった、とんでもない事件についても触れておこう。 それはコミックス86巻~87巻、アニメ第810~812話「県警の黒い闇」という事件だ。長野県警の内部に存在するという謎のグループ“啄木鳥会”。そこに所属する県警刑事たちが次々と殺されていく。 この事件では、長野県警捜査一課長として黒田兵衛も登場。大和が殺人容疑で指名手配されるというピンチな展開もあったものの、最終的には大和、上原、諸伏の活躍で真犯人を逮捕。長野県警が自力で解決している。 この事件は、被害者と容疑者のすべてが刑事という長野県警の闇深さと、それと同時に大和、上原、諸伏3名の優秀さが際立つ事件となった。さらには、コナンが直接かかわった事件ながら、解決の場に本人不在という本作でも珍しい事件でもある。