「貯蓄の一覧表」団塊ジュニアのお金事情。老後に向けて考える3選とは
団塊ジュニアである50歳代が老後までに準備すべき3つのこと
次は、団塊ジュニアである50歳代が老後までに準備すべき3つのことを紹介します。 ●団塊ジュニアである50歳代の老後準備1:「ねんきん定期便」を確認する 「ねんきん定期便」は、毎年誕生月になったら送られてきます。 はがき形式のねんきん定期便が届いたら、裏面に記載されている「これまでの年金加入期間」をしっかりチェックしましょう。 「これまでの年金加入期間」では、今までの年金加入期間のうち、未納分がないかを確認できます。 たとえば、国民年金は、20~60歳まで40年間が加入期間と決まっていますが、大学生の20~22歳までの2年間、国民年金を納めていない期間があるかもしれません。 また、転職などで年金納付に空白期間があるという方もいるかもしれません。 将来もらう年金は、納付した分だけもらえます。 しかし、もし、保険料納付期間が40年よりも少ない場合は、将来もらえる年金が減額されてしまいます。 そうならないためにも、未納分がないか確認しましょう。 ●団塊ジュニアである50歳代の老後準備2:定年後を想定して手取りの7~8割で家計を収める 50歳代になると、中には役職手当などがつき、給料が多くなる人もいます。 そうなると、つい、相応にお金を使うようになり、知らずのうちに生活レベルがあがってしまうこともあるでしょう。 しかし、そう遠くない時期に定年を迎えます。 そうなれば、多くの場合、現役時代よりも年収は下がるでしょう。 生活が贅沢になっていると、レベルを下げるのに苦労します。 そうならないためにも、住宅ローンを含めた日々の生活のすべては手取りの7~8割で収めるよう家計管理をしましょう。 ●団塊ジュニアである50歳代の老後準備3:無理のない範囲で投資に取り組む 老後資金を少しでも増やしたい場合、普通預金や定期預金などで準備することもできますが、金利はほとんどつきません。 あまり効率的とはいえないのではないでしょうか。 毎月行う貯蓄額の一部だけでも、投資に取り組んでみてはどうでしょう。 たとえば、毎月2万円・3万円・4万円を15年間、仮に2%複利で運用した場合の結果は以下のとおりです。 ・毎月2万円(年間24万円)→419万円 ・毎月3万円(年間36万円)→629万円 ・毎月4万円(年間48万円)→839万円 50歳から始めれば、年金をもらい始める65歳までの15年間で、上記の結果が得られるかもしれません。 ただし投資にはリスクがあり、状況によってはお金が減ってしまう場合もありますので、慎重に行うことが大切です。