排水口を舐めながら土下座「惨めな気持ちは忘れない」タレント仕事がなくなった城咲仁の失意を救った坂上忍の「言葉」
元カリスマホストとして鳴物入りで芸能界へ転身した城咲仁さん(46)。超人気テレビ番組へのオファーは鳴りやみませんでした。しかし、2、3年すると開店休業状態へ。どん底を救う人との出会いがありました。(全4回中の2回) 【画像】「白スーツに胸筋チョイ見え!」カリスマホスト時代の城咲さん「懐かしい」(全23枚)
■ホストを辞める報告をしたら芸能界入りを勧められ ── ホストを辞めてから、タレントに転身したのはどんなきっかけでしょうか? 城咲さん:ホストを辞めたら、高田馬場あたりで学生がお腹いっぱい食べられる、安くておいしい定食屋を始めようと思っていたんです。中華料理屋を営んでいた親父の影響があったし、ギャップがおもしろいじゃないですか。ちょっと前までキラキラしていたホストが、厨房で汗かいて鍋を振っているのって。
ところがホストを辞める直前に、当時働いていた「クラブ愛」に、芸能事務所・サンミュージックの社長が来店されました。そのときに「ホストを辞めることにしました」と報告したら、「城咲くん、こんなに有名なのになんで辞めちゃうの?本格的に芸能界に入ったら?」とスカウトされたんです。 それを聞いて「すごくおもしろそうだな」と思いました。現役ホストのときから、テレビには何度も出演させてもらっていました。でも、芸能事務所の社長から直々に声をかけていただけるのは、本当にありがたいことだったので、挑戦してみることにしたんです。
■気づけば「家賃5万8000円」の生活へ ── 実際に芸能界で活動してみていかがでしたか? 城咲さん:当時は『踊る!さんま御殿!!』や『ダウンタウンDX』『徹子の部屋』など、人気のバラエティやトーク番組ほぼすべてに出演させていただきました。でも、ホスト時代の話をひと通りして2~3年経つと、視聴者の方もテレビ局の方も、別の話を期待するようになる。残念ながら「タレント・城咲仁」は、ホスト時代以外の話をしても、トークスキルが他の芸人さんにはかなわなかったんです。