弱体化進むサウジアラビア代表 国内で怒り充満「連盟は代表チーム運営から撤退すべき」の指摘も
サウジアラビア代表の弱体化に同国内で怒りの反応があふれている。 10月にイタリア人の名将、ロベルト・マンチーニ監督を解任。2022年カタールW杯でサウジアラビアを指揮したフランス人の〝イケオジ〟エルベ・ルナール監督が復帰したが、いまのところ解決策にはなっていない。 日本と同じ北中米W杯アジア最終予選C組の戦いでは、11月にアウェーでオーストラリアと引き分けると、敵地のインドネシア戦に0―2で負けてしまった。僅差ではあるものの、C組4位に低迷し、上位2チームのW杯圏外だ。 さらに、中東8か国が参加するガルフ・カップ1次リーグ初戦(22日)で最終予選で同組のバーレーンに2―3で競り負けた。これにはファンも我慢しきれないようで同国代表の公式SNSには「監督も選手も協会もすべて無能だ」などの批判があふれている。 また同国メディア「EREMニュース」によると、スポーツジャーナリストのアブドラ・ファラータ氏は、この敗戦を受けて「サウジ連盟はサウジサッカーの弱点の一つだ。連盟は(アルヒラルなど国内)クラブに対して弱い存在であるため、代表チームの運営から撤退しなければならない」と主張した。 先日には2034年のW杯が決まったばかり。立て直す術はあるのだろうか。
東スポWEB