アルアイン・クレスポ監督(カメラ・小林　泰斗）

◆アジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）▽決勝第１戦　横浜ＦＭ２―１アルアイン（１１日・日産スタジアム） 　アルアイン（ＵＡＥ）はアウェーで横浜ＦＭに１―２で逆転負けを喫した。 　開始１２分、自陣左のスローインの流れからＭ・バルーシに先制ゴール。前半は決定機を多く作られながらも１点リードで終えた。だが、後半２７分に自陣左クロスからＭＦ植中朝日に同点ゴールを奪われ、同３９分には再び自陣左クロスの流れからＭＦ渡辺皓太に逆転ゴールを浴びた。 　敗戦の笛が鳴った直後、クレスポ監督は敵将のキューウェル監督と握手をかわした。「今日の負けを『前半は負けた』と捉えている。２戦目、後半に立て直し、相手の全てを分析し、巻き返せるようにしたい。次の試合では違った我々を見せたい」と巻き返しを誓った。 　交代選手が後半アディショナルタイムの１人のみだったことについて「理解してほしい。交代する必要はないと判断した。危険な場面も多くなかった。最後の方、耐えられなかったので交代をした」と説明。守備的に戦う狙いだったかを聞かれ「我々はこのやり方でＣＬを戦ってきた。このやり方にクオリティーがあると信じ、このやり方で決勝まできた。スコアが動く機会はなかったが、機能的で効果的な戦いもできていたと思っている」と振り返った。 　第２戦は２５日（日本時間２６日未明）にホームで行われる。「とても自信はある。なぜならホームで戦うからだ。ファンサポーターと一緒に戦うことは心強い。相手のホームだった今日は難しいところがあった。相手のファンサポーターの応援があったからだ。次は逆になるだろう」と自信をみなぎらせた。