「監督らしくない監督」として就任1年目で母校を箱根駅伝へ 神奈川大・中野剛監督
選手の意見に積極的に耳を傾け、サポート役に徹する。選手からは「監督」ではなく、「剛さん」と呼ばれることがほとんど。ともに戦う仲間として、「肩組んで前進しているような感じ。監督らしくない監督なので」と笑う。
箱根駅伝で神奈川大は、前々回は予選落ち、前回は21位と近年苦戦している。過去に箱根を連覇した名門の復活も期待されるが、「学生3大駅伝と呼ばれる出雲、全日本、箱根に常に出ていけるようなチームにしていきたい。そういうチームにすることが僕の使命」と冷静に見定める。
縁の下の力持ちとして、着実に階段を上っていく。(小川寛太)