⚽清水エスパルス7連勝 鹿児島を4-0で圧倒 J2第15節
明治安田J2リーグは11日、2試合が行われ、首位の清水は鹿児島を4-0で下し、7連勝で勝ち点37とした。 【評】清水が鹿児島を寄せ付けずに4―0で勝利した。 清水は前半1分、FKをMF中村が頭で合わせて先制。最初のチャンスをものにして優位に立った。43分には右CKをニアで中村がそらし、FW北川がヘッドで押し込んで2点目を奪った。 後半23分にも右CKをDF住吉がヘディングでたたき込んで追加点。37分には途中出場のMF西原がこぼれ球を蹴り込んで4点目を決めた。相手のシュートは2本に抑えた。
新加入のMF中村 “頭”で魅せる
今季新加入のMF中村が頭で魅せた。移籍後初ゴールを含む1得点1アシストの活躍でチームは充実の7連勝。ボランチの主力に定着し、リーグ戦全試合に出場している中村は「(移籍後初得点が)ちょっと遅かった。自分の価値を示していくのはこれから」とパフォーマンスをもう一段上げる決意だ。 今季ここまでゴールが少なかったセットプレーから4点中3点が生まれた。試合開始早々の1分。右サイドで獲得したFKをMF矢島が放り込むと、中村が頭で合わせて先制に成功。理想的な時間帯にリードを奪った。 身長179センチと飛び抜けた長身ではないが、「リーグでの得点数はヘディングの方が多い」。FW北川の得点も頭でアシストした。「ほかにヘディングが強い選手がいるから自分へのマークは優先されない」と謙遜するものの、飛び込むタイミングやポジショニングの良さが光る。ここまで幾度となく惜しいヘディングシュートがあったが、ついに結果で示した。 前節群馬戦でリーグ戦通算100試合出場を達成。今節試合前の記念セレモニーで祖母と母から花束を受け取った。12日は母の日。「意識はしていなかったけどプレゼントになった」とはにかむ。 次節は横浜FCと上位対決。秋葉監督はいつにも増して熱っぽく語る。「必ず勝ち点3をもぎ取って首位を独走する」 ①アイスタ▽観衆13863人 清水 12勝1分け2敗(37) 4(2―0 2―0)0 鹿児島 3勝4分け8敗(13) ▽得点者【清】中村(1)北川(8)住吉(2)西原(2)