50試合登板で防御率「2.01」 ドラゴンズ勝野昌慶が飛躍の2023年を振り返る
勝野投手が選ぶ今季のベスト&ワーストゲーム
勝野投手は2023年の自身の成績の中で一番の手応えとして挙げた数字が「50試合登板」。リリーフになったことでピッチングスタイルに変化があったのかと問われると、「もともとパワー系の力で押すタイプなのですが、それがしっかりできたと思います」と振り返った。 勝野投手が今季のベストゲームに挙げたのが9月25日のタイガース戦。その理由について次のように語った。 勝野投手:プロ初セーブの試合だったのですごく緊張した中で抑えられた。(2死1、3塁の状況で)最後は腕がちぎれてもいいというぐらいの気持ちで思いきり腕を振った。(試合を締めくくった時の心境は)やっと終わったという喜びよりもホッとした感じでしたね。 反対に『No.1やらかし』の試合に挙げたのが5月3日のタイガース戦。二者連続四球と同点の2点タイムリーを浴びた思い出したくない内容を振り返り反省点を挙げた。 勝野投手:ことし1年間、フォアボールが課題だった。この試合もフォアボールを出してからタイムリーを浴びるという悪い流れでした。この試合はなかなか切り替えられなかったです。
勝野投手のMy能力チャート
この章では『My能力チャート』として勝野投手が5つの項目を自身で数値化。最も高い数字だった『頭脳』の5に次いで、『球速』と『メンタル』が4。『面白さ』と『コミュ力』は0。コミュニケーションが苦手なエピソードとして驚きの事実が明かされた。 ―コミュニケーション能力0の判断について 勝野投手:あんまり自分から初めて会う人に喋りに行ったりしないですし。契約更改後の会見でもそうですけど、質問をされてなんと答えればいいのかなと(困ってしまう) ―ある情報では、ことし初めて話しかけたチームメイトがいた? 勝野投手:そうですね、ソブさん(祖父江大輔投手)とか自分からそんなに行かなかったですけど、中継ぎになって行くようになりました。 ―『面白さ』の0については? 勝野投手:別に面白くないですもん(苦笑) ―『頭脳』の5はリリーフになって対戦相手の見方が変わったとの情報がある 勝野投手:なかなかデータを覚えるのが苦手で、でも短いイニングなのでしっかりデータを頭に入れて。自分の持ち球と照らし合わせて投げることができたので…。まぁ、5にした覚えは無いんですけど(苦笑) ―『球速』が4で1点足りない。課題は? 勝野投手:マックスもそうですが平均球速をもう少し上げたいので現状は4です。8割の力感で150キロを超えて平均球速を上げられるようにしたい。 ―『メンタル』の4はリリーフになって変わった? 勝野投手:リリーフになって切り替えの仕方だとか、やられた時は「次、絶対やり返すぞ」という感じでやれました。 次の章では勝野投手の魅力を深掘りするプライベートな一問一答を紹介。