“時速194キロ死亡事故”弁護側「危険運転」めぐり争う姿勢 大分
日テレNEWS NNN
2021年に大分市で起きた、時速194キロの車による死亡事故の裁判員裁判が、5日から大分地裁で始まり、弁護側は争う姿勢を見せました。危険運転致死罪が成立するかが、最大の争点です。 この事故は2021年2月、大分市の県道交差点で、市内に住む小柳憲さんが右折しようとしたところ、時速194キロで直進してきた車と衝突し、亡くなったものです。 大分地検は、車を運転していた当時19歳の男を当初、過失運転致死罪で起訴しましたが、遺族の署名活動などを受けて、より刑の重い危険運転致死罪に変更しました。 迎えた裁判初日、遺族は… 小柳憲さんの姉・長文恵さん 「とても緊張しているのと、不安もあるが、待ちに待った裁判なので。初めてなので、しっかり(被告の)姿を拝見したい」 大分地裁で5日に開かれた裁判員裁判の初公判で、罪について問われた被告の男は「よく分かりません」などと述べました。その後、弁護側は「通行が困難な道路には該当しない。相手の通行を妨害する目的ではない」などと争う姿勢を見せました。 判決は、今月28日に言い渡されます。