indigo la End川谷絵音「人と人ってものすごく難しい」『名前は片想い』に込められた思い
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。11月6日(月)の放送は、indigo la Endの川谷絵音さんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、10月25日(水)リリースのニューアルバム『哀愁演劇』の収録曲「名前は片想い」に込められた思いを聞きました。
――「名前は片想い」オンエア後…… こもり校長:この曲は、何にインスピレーションを受けて作ったんですか? 川谷:indigo la Endではいろんな失恋ソングを書いてきたんですけど、もともとは“人と人”というのがテーマだったんです。そのなかには、同性の恋愛ももちろんあって……今まではそれを書いてこなかったんですけど。でも最近は同性とか異性とか関係なくて……それも人と人じゃないですか。 こもり校長:はい。 川谷:なんでこれが難しくなっちゃうんだろうな、ということから曲を書き始めて。でも、やたらとポップになっちゃったんですよ(笑)。 COCO教頭:はい(笑)。 川谷:でもポップになったことによって、逆に「これでいいんだ」と思えることもあるというか。「曖昧な関係の名前は片想い」というフレーズも、いろんなふうにとれるじゃないですか。いろんな片想いもあるし。だから、恋愛じゃなくても、というか……いろんな関係性において、人と人ってものすごく難しい、というか。友達も難しいし、家族も難しいし。 こもり校長:はい。 川谷:ケンカしていて、片方が許して片想いになることもあるだろうし。2人だけの関係だったのに、周りがとやかく言い始めたりとかというのもよくあったりして……(笑)。 こもり校長:そうなんですよね……(笑)。 川谷:そういうのも一緒くたに、ポップソングとして書けないかなと思って、この曲を書きました。 今回の放送は、この楽曲にちなみ「名前は片想い」をテーマにお届けしました。『高校に入って、同性の親友のことが好きになりました。でも彼女には好きな男子がいて、私に恋愛相談もしてきます。気持ちは複雑だけど、相手の好きな人と結ばれてほしいとも思います』という16歳の女性リスナーと電話でやり取りしたあとに楽曲がオンエアされ、このトークにつながりました。