小籔千豊

　お笑い芸人の小籔千豊が21日、関西テレビ「とれたてっ！」に出演。歌手のaikoが裁判に証人出廷したニュースにコメントした。 　aikoが代表取締役を務める芸能プロダクション「buddy　go」に約1億円の損害を与えたとして、会社法違反（特別背任）の罪に問われた元取締役・千葉篤史被告の公判が18日に東京地裁で行われた。証人出廷したaikoは「（元取締役に）洗脳されていた。逆らえば音楽制作が止まってしまう恐怖があった」などと語った。 　千葉被告は、ツアーグッズを本来より高い値段で知人から仕入れたとして起訴された。検察側によると、水増し分を自分の口座に入金し、ブランド品の購入などにあてていたという。 　このニュースに小藪は「aikoさんはすごい歌詞も作って歌いはって、それも長いことずーっとご活躍されてるから、歌詞とか歌のことずっと考えてはって、ライブもめちゃくちゃずーっと人気あるから。任せてたからねえ。これは、だまされたというか、残念やっていうのはホンマそうやなと思いますね。かわいそうになと思います」と同情した。 　MCの青木源太アナが「アーティストの方やタレントの方は芸能活動に専念できるようにお金の面は信頼している人に任せるというパターンは多いですよね」と告げると、小藪は「ゲスの極み（乙女）の休日課長というベースの方は元々サラリーマンをされてたので、きっちりそういうのはやりはるんですって。めっちゃ細かく。くっきー！にベースを教えるときもむちゃくちゃ細かい」と証言。 　一方で、そこまで事務手続きに明るい芸能人は珍しいとし「僕も含め、aikoさんも一緒にしたら悪いですけど、なんとなくフワ～ってこの世界に入って、ネタとか歌を考えてきたもんで、そんな会社のことの細かいとこまでつぶさに見てる人って、だいぶ少ないと思う」と解説した。 　これに青木アナは「会社設立してる人でも貸借対照表とか決算書類を読み込めるかといったら、なかなか難しい。分からないうちに信頼する人がお金をどこかに動かしたりしても気づかないケースはきっとあると思う」とうなずいた。 　小藪は「『仕入れ値、こんだけやねん』って言われたら『あーそうなん』やろうし。多分aikoさんぐらいまでなってきたら、一個一個、『タオルは…』『ペンライトはナンボで仕入れてナンボで…』とかしてはらへんと思う。そらわからへんと思う」と憂慮していた。