一年の幸せ祈る初詣 神社・寺院にぎわう 長野県中信地域
新年を迎え、長野県中信地域の神社や寺院は初詣をする家族連れなどでにぎわった。雲一つなくすっきりと晴れた1日は、参拝客がかしわ手を打って今年の平穏無事を願いながら、お守りやお札、破魔矢やだるまといった縁起物を求めたり、おみくじを引いて今年の幸先を占ったりしていた。 【深志神社】学問の神様とされる菅原道真公を祭る深志神社(松本市深志3)には大勢の参拝客が訪れた。信州大学付属松本中学校3年生(15)は「高校受験を控えているので合格祈願に来た。まずは志望校に合格するのが今年一番の目標になる」と力を込めた。 【四柱神社】四柱神社(松本市大手3)では、境内外の縄手通り、千歳橋周辺まで続く長蛇の列ができた。家族4人で参拝した会社員・浅川礼子さん(54)=同市深志2=は「家族が健康でいられるように、また平和でいられるようにと願った」とほほ笑んだ。 【穂高神社】安曇野市の穂高神社は、大勢の初詣客でにぎわい、拝殿の前には参拝者の長い列ができた。社務所前では、お守りや破魔矢など縁起物を買い求める人が列をつくった。 昨年結婚したという同市穂高の大草晟地(せいち)さん(27)と妻の侑里(ゆり)さん(31)は2人で迎えた初めての新年となり、晟地さんは「家族健康で安全して暮らせる一年になるように」、侑里さんは「家庭も仕事もうまくいくように」と一緒に手を合わせて祈った。
市民タイムス