【レポート】Mrs. GREEN APPLEが韓国でトークイベント!ファンからの質問にも回答
■「日本で行ったたツアーがまず日本で映画化されて、そして韓国のこの地で公開されるというのはすごく光栄です」(大森元貴) 【画像】イベントの様子(写真全5枚) 12月11日からMrs. GREEN APPLEの映画『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』が韓国でも公開。 これを記念して、12月13日に韓国・CGV龍山アイパークモールで行われたイベントにメンバーの大森元貴(Vo、Gu)、若井滉斗(Gu)、藤澤涼架(Key)が登壇し、現地のファンとの交流を果たした。 この日のGV(Guest Visit/トークイベント)と12月14日に実施される舞台挨拶のチケットは販売開始1分で完売。韓国のファンのなかでも人気の楽曲「ダンスホール」とともに登場した3人。 大森は「こんにちは! 昨日も今日も明日も大森元貴です 会えてうれしいです」と韓国語でうれしさを語りつつ挨拶。若井は「今回劇場に遊びに来てくれてありがとうございます。今日は僕たちと一緒に楽しんでください」、藤澤も「今日は来てくれて本当にありがうございます」と、3人とも韓国語での挨拶を披露してGVがスタートした。 MCのユン・ジヒャンからまず韓国へ訪問した感想を聞かれた大森が「寒いね!」とひとこと発すると、会場が笑いに包まれた。続いて若井が韓国語で「本当に寒いよね。日本より寒いです。僕はとても寒がりなんです。でもご飯もおいしいし、韓国の皆さんもとても温かくて、僕の心も温かくなりました」と韓国との親密な距離感をアピールした。 韓国公開の感想を改めて聞かれると、グループを代表して大森が「本当にありがたいですね。日本で行ったたツアーがまず日本で映画化されて、そして韓国のこの地で公開されるというのはすごく光栄です」とコメント。 続けて本作を制作したきっかけを「我々の曲はすごくポップで明るい作品に思われることが多いのですが、歌っていることは実はすごく孤独について歌っていたりもするので、それをまた違った形でエンターテインメントに落とし込むにはと考えたときに、こういった音楽劇をお届けするのが面白いのかなと思って制作しました」と作品に対する想いを伝え、さらにライブ公演を映画に再構築するにあたって「表情とかが映画だと細かいところまで見えるので、そういう繊細な部分に気をつかいました」とポイントを話した。 また、すべてを白に彩られた「ホワイトラウンジ」の世界観の設定に関してやライブ時に設けたドレスコードについて大森は「やはりドレスコードがあると没入感が出て、イマーシブな体験ができますし、白は何も染まっていない無地だと思うので、観る人によって感じ方が変わるようにしたいなと考えました」と裏話を披露した。 とくに印象的な出演シーンについて聞かれると若井は「映画のなかで演技をするパートがあるんですけど、僕たちは演技が初めてだったので大変でしたが、楽しめました」と韓国語で回答。 それを受けて大森は「若井はひどい男を演じていましたね。人たらしでした」と笑いを誘った。続けて藤澤は「僕も『劇場!』と演技するところが、普段の自分と違う感じがして楽しかったです」と明かし、それぞれ初演技の体験を語った。 大森は、楽曲制作についても言及。曲や歌詞のインスピレーションについて「子供の頃も大人になっても寂しさを感じる瞬間というのは全年齢を通して同じ感覚だと思うのですが、そういう寂しさの部分や人の温かさや人を大事にする気持ちから着想が来ていると思います」と心の内を話した。 そして、今後の韓国での活動について「2025年2月にライブでお邪魔しますね」と大森が2025年2月15・16日に韓国公演『MGA LIVE in SEOUL, KOREA 202』を開催することに触れると、観客からは「行きます!」という大きな歓声が上がり、大森が「チンチャ?(本当?)」と返すと、観客全員が「はい!」と声を上げた。 続いて、韓国で食べたい料理、またはすでに来韓後に食べた料理について聞かれ、「冷麺が食べてみたいです。昨日はサンナクチ(生ダコの踊り食い)と、辛いラーメンを食べました」と若井。その後、「タッカンマリも食べたいなと思い、楽しみにしています!」と言う藤澤と、韓国料理についてクロストークを和気藹々と展開した。 イベントでは、観客から事前に募集した質問にも回答。まず初めに「メンバーの皆さんにとってMrs. GREEN APPLEとはどんな存在?」という質問に対して、「私にとってMrs. GREEN APPLEは大きい愛で家族以上の存在です」と韓国語で愛を語った若井、そして「僕にとってはお家のような存在です。最近それぞれいろいろな活動をしているのですが、その各々の活動がMrs. GREEN APPLEというお家にまた帰ってくるという感覚があります」と藤澤。 それを受けて大森も「確かに。地元のような、実家みたいな感じですね」と、それぞれグループへの思いを語った。 次に「新年に初めて聴く曲がその年を決めるという話がありますが、韓国のファンに2025年の最初の曲として聴いてもらいたいMrs. GREEN APPLEの曲は?」という質問に対して、「『StaRt』です」と若井が話すと、他のメンバーも納得し、「デビュー曲だね、僕らの」と大森。「始まりの曲なので、1年の初めにぜひ聴いてほしい一曲だと思います」と藤澤が締めた。 続けて「本作は感情に問いかける物語だと思いますが、生きていくなかで憂鬱のような感情が上がってくるときの克服方法は?」という質問に対して、「僕はたくさんのJAM’Sがいてくれることがとてもうれしいので、そういうことを考えると乗り越えられます。韓国にもたくさんいていただけるので、そういう方々の存在を感じるとひとりじゃないと思います」と大森は愛のある回答。そして次に若井が「私はお風呂に入ることです。リラックス効果があります」と話すと、会場は爆笑に包まれた。 「自分自身に希望を与えることができたMrs. GREEN APPLEの曲は?」という質問に対して藤澤は「『ビターバカンス』という最新曲で、肩の力を抜いていいということを歌ってることがほっとするなと感じます」と回答。 若井は「『ケセラセラ』です。聴いたらたら心から力がでます」、大森は「『ダンスホール』がやはり気持ちが上がります。前向きなだけの歌詞じゃないので奮い立たせられます」とそれぞれに答えた。 「韓国で行ってみたいところは?」という質問に対して、「ハンガンに行ってみたいです。夜景を見に行きたいです」と若井、「すごく寒いからこそ、雪景色をみたいです」と大森。藤澤は「素敵な街がいっぱいなので、街をゆっくり回ってみたいです」と期待を寄せた。 次に「好きな韓国語や自信がある韓国語はありますか?」いう質問に対して、「りょうちゃんが言った『ファジャンシレ ポゴシッポヨ(トイレが見たいです)』という言葉ですかね。『ファジャンシレ カゴシポヨ(トイレに行きたいです)』なのに『トイレが見たいです』とずっとりょうちゃんが繰り返していました」と若井。 大森は『キデヘチュセヨ(楽しんでください)』という言葉を挙げ、「ずっと昨日から使っていました。とっても響きが好きです」と大森。その後、MCのユンから「観客が聞きたい韓国語があると思いますが?」と振られると、若井が「サランヘヨー(愛している)」と答え、歓声が上がった。 「今までに見られなかった新しい感じのコンサートでしたが、本作は楽曲の順番を先に決めたのか、コンサートの構想を先に決めたのかどちらですか?」いう質問に対しては、「コンセプトを先に決めて、それに沿うように曲とストーリーを組み立てていきました」と大森が答えた。 最後は藤澤が「今日はありがとうございます。韓国の方にたく楽しんでいただけたらと思います。今日は楽しかったです」、イベント通してすべて韓国語を話した若井は「今日は楽しい時間をありがとうございます。The White Loungeを楽しんでいただけたら幸いです。2月にまた会いましょう」とメッセージ。 大森は「こうして韓国に初めてMrs. GREEN APPLEとして来られてとてもとてもうれしかったです。ありがうございました。次は2月に遊びに来るので、ぜひ楽しみにしていてください!」と、再会を誓った。 イベントの最後に行われたフォトセッションでは、手でハートポーズを作り、観客と一緒に撮影。『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』GVは、終始笑顔の絶えない、ミセスの魅力が改めて伝わるイベントとなった。 リリース情報 2024.12.27 ON SALE Blu-ray&DVD 『The White Lounge in CINEMA』
THE FIRST TIMES編集部