1年生6人で挑む初の都大路 群馬・共愛学園高校
22日に京都府で行われる全国高校駅伝。群馬県予選で優勝した女子の共愛学園高校が初めての都大路に挑みます。 共愛学園は、19年ぶりに出場した10月の高校駅伝群馬県予選で初優勝。1年生の部員6人でつかんだ栄光でした。 共愛学園陸上競技部はこれまで短距離に力を入れてきましたが、今年、長距離部門を新たに設置。かつて前橋市・富士見中を3度の全国制覇に導いた名将加藤雅史さんを顧問として迎えました。加藤さんが意識するのはチームの和。選手たちは互いに声を掛け合い、厳しい練習も励ましあって乗り越えてきました。 加藤さんの指導を受けたいと入部したのがチームを初優勝にもたらした1年生の6人です。このうち4人が、中学時代に全国大会を経験しています。 中でもキャプテンの稲井円花選手は中学総体1500mで全国4位の実力です。県予選でもチームに勢いを与えたその走りが都大路の1区で見せられるか注目です。 また、アンカーを務める栗原未羽選手は気持ちの強さが持ち味。夏場の猛練習を乗り越え10月の記録会では3000mの自己ベストを15秒更新。11月の関東大会でも最終ランナーで4人抜きをみせるなど強気な走りで都大路を駆け抜けます。 共愛学園には、加藤さんの教え子で富士見中時代に全国制覇を経験した三井住友海上所属の樺沢和佳奈選手も訪れました。選手たちはパリオリンピックにも出場した先輩からのアドバイスに聞き入っていました。 中学駅伝の頂点を知る名将の新たな挑戦。そして、高い志を持って集まった県内屈指の1年生達が都大路で全国の強豪に挑みます。