<挑む・センバツ2023東邦>部員紹介 三浦天和外野手(1年) /愛知
◇骨折しても闘志燃やす 三浦天和(てんと)外野手(1年) 身体能力が高く、力強い打撃が持ち味。自他共に認める「ちょっと変わった」打撃フォームが特徴的だ。 野球を始めたのは5歳のときで、中学までは遊撃手。東邦野球部の兄の姿を見て「自分も甲子園に憧れるようになり東邦で野球がしたくなった」という。 だが、入学後はこれまでの打撃フォームで打てなくなった。助けを求めたのは「バッティングの天才」と慕う先輩の中村騎士(2年)。「バットを上から出すか、下から出すか。海外選手を参考にするといい」とアドバイスを受け、アッパースイング気味のフォームに落ち着き、調子を取り戻した。「これが一番良く打てる」と胸を張る。 先日の練習で右手の甲を骨折した。できる練習は限られるが「下半身の強化を中心に、投手陣の投球を見て選球眼を養っている」。センバツまで約2週間。「心は折れていない。甲子園では大阪桐蔭と対戦して優勝したい」と静かな闘志を燃やす。【森田采花】