上三川ボーイズ、延長11回激闘制して優勝! エース神永彪が最後を締めた…石井琢朗杯
◆第11回 石井琢朗杯選抜中学野球佐野大会 ▽準決勝 上三川5―2館林 ▽決勝 上三川3―2栃木B=延長11回タイブレーク=(5月18日・エイジェック佐野球場) 第11回石井琢朗杯選抜中学野球佐野大会の決勝が18日に行われ、上三川ボーイズが延長11回の激闘を制して栃木ボーイズBに勝利し、5年ぶり3度目の優勝。栃木のほか、群馬、茨城、神奈川、埼玉東のチームが参加する支部交流に加え、リトルシニア、ポニーも参加するリーグ交流の大会で24チームの頂点に立った。 ※ ※ ※ 激闘を締めくくったのは、上三川のエース・神永彪だった。暴投で1点を勝ち越した直後、午前中の準決勝に続きマウンドに上がった。「リードしたら投げるつもりでした。(捕手の大貫と)相談して直球で押すことを決めました」。タイブレーク1死満塁で2者連続三振。魂の7球で優勝を決め、両手を突き上げ喜びを爆発させた。 初回、敵失で出塁した神永帆が二盗し2死二塁から須藤が左前に運び先制。2回2死二塁では荒川の右中間への適時二塁打で加点。しかし、中盤以降は両軍無得点が続いた。 先発は2年生左腕の佐藤。「緊張してコントロールが安定しなかった」と2回2/3を2失点。後を引き継いだのは臼井康宏監督(49)が「ここにきて調子を上げてきた」という元西。走者を背負いながらも要所を締め6回1/3無失点と好投。「ストレートのキレが良かった」と納得の表情。10回は大塚が踏ん張り、神永彪へとつなげた。 「ミスが出てもカバーしあえるようになってきた。あとは中軸が打てるようになってくれれば」と臼井監督。2年ぶり3度目の夏全国大会出場へ向けて弾みがついた。 【上三川・登録メンバー】※は主将 ▽3年生 ※小泉翔一朗、黒崎洸太、西尾琉晟、神永帆飛、菊地治人、片山凌佑、須藤蓮翔、横屋知輝、石原誠史郎、藤澤泰成、神永彪真、大塚太陽、横屋直輝、徳森悠太、荒川結衿、渡辺寛人、元西里駆、古谷侑恭 ▽2年生 佐藤蒼大、大貫孝介、大島基以、中島泰士郎、平原誠大、吉田想空、古口諒 【上信越大会・結果】 ▽1回戦(11日) 上三川 2―0 阿見 宮前中央 11―1 宇都宮ポニー 浦和 5―0 足利シニア 館林 3―2 那須野ケ原 高崎 14―9 佐野シニア 栃木B 4―0 筑波 横浜瀬谷 7―0 栃木さくら 鹿沼ポニー 7―3 宇都宮シニア ▽2回戦(12日) 上三川 3―0 佐野 宮前中央 棄権 宇都宮中央 鹿沼 10―0 浦和 館林 7―0 栃木A 真岡 11―6 高崎 栃木B 9―5 大田原 横浜瀬谷 2―1 県央宇都宮 小山 9―1 鹿沼ポニー ▽準々決勝(12日) 上三川 10―3 宮前中央 館林 2―1 鹿沼 栃木B 5―4 真岡 小山 7―5 横浜瀬谷 【表彰選手】 最優秀選手賞 古谷 侑恭(上三川) 優秀選手賞 石川寿希也(栃木B)
報知新聞社