榎原依那「デビュー前は東京でバックパッカーをやっていました」【今週のカバーガールの胸のウチ】
スカウトされるまでの「意外な経歴」
――今回のロケは宮古島で行いました。宮古島は初めてだそうですね。 「景色も綺麗だったし、地元のお肉(多良間牛)が美味しくて最高でした。印象的なのは砂浜での撮影。砂がびっくりするくらいサラサラで、洋服についてしまっても払えばすぐに落ちるんです」 榎原依那 "部屋着っぽい水着"の衣装がお気に入りっ!【画像】 ――どの衣装がお気に入りですか? 「ソファーで撮った部屋着っぽい水着の衣装ですね。2月にグラビアデビューした時に似たような雰囲気のものを着たので、懐かしく思いました。あれからまだ1年も経っていないんだ……と、思うと感慨深いですね」 ――芸能界入りのきっかけはスカウトだそうですが、もともと芸能界に興味はあったのですか? 「自分では全然覚えていないんですが、母曰く、テレビの歌番組を見て、おもちゃのマイクを握ってよく歌っていたそうです。テレビを指さして『この中にどうやったら入れるの?』と聞いたりしていたそうです。なので、漠然とですが、興味はあったんだと思います。ちなみに母はアイドルになりたかったそうで、一番応援してくれています」 ――小さい頃から芸能界を目指していたんですね。 「実はそうでもないんですよ。ダンスのレッスンに行きながら、学生生活を普通に楽しんでいました。コロナ禍になって、やっと自分の心と向き合えました。デビュー前はバックパッカーをしていて、東京で外国人のバックパッカーとルームシェアしていたんですけど、新型コロナウイルスの感染拡大によってみんなは″お国に帰りたくても帰れない″という状況が1年間ほど続きました。私はいつでも家に帰れるし、やろうと思えば何だってできるのに″いったい何をやっているんだろう″と思ったんです」 ――東京でバックパッカーをしていたのですね(笑)。海外に旅することは? 「初めて1人で行った海外は、20歳の時の韓国です。当たり前ですが、全く言葉が分からず悔しい思いをしました。その後、もう一度韓国でシェアハウスに1ヵ月住み、翻訳アプリ片手にひたすら現地の人と喋りまくりました。シェアハウスのスタッフさんに『今の韓国語はすごく失礼だよ』と教えてもらったり(笑)。その甲斐あって、今では韓国人の方と一日遊んでも困らないくらい、会話できるようになりました。その成功体験を活かして、バックパック一つで色々な国に行きました。現地の人とご飯を食べて、翻訳アプリを使いながら会話する。仲良くなれたら、彼らが来日した時にこっちで一緒にご飯を食べて……ということをやっていました」 ――一番、思い出深いのは韓国? 「もちろん韓国は楽しかったんですけど、一番は去年行ったロサンゼルスですね。犯罪多発地帯として有名なスキッド・ロウの近くのホテルに泊まりました。ホテルの中は安全なのですが、一歩外に出れば路上生活者や薬物中毒者が道端に溢れていて驚きました。一度、炊き出しを見学していたら、塀のすぐ向こう側からバーン! という銃声が聞こえて……今も耳にあの音がハッキリと残っています。韓国での思い出が吹き飛ぶくらい、衝撃的な経験でした」 ◆「お互い絶対一番の味方で大親友のような関係性が理想です。」 ――大阪から上京してきて、東京で驚かされたことはありますか? 「デビュー前に東京でバックパッカーをやっていた頃は″東京の人は冷たいな″と思ったこともあったんですが、今は大好きです。ちゃんと付き合えばみんな優しい。それと、東京にはとにかく美味しいご飯屋さんが多い。物価が高いのが玉に瑕ですけどね。たこ焼きなんて大阪では150円で買えるのに、こっちは600円くらいしますから」 ――クリスマスや年末年始の予定は? 「クリスマスは仕事です……。年末年始は海外旅行に行きたいんですが、航空券代や物価の高騰を考えるとちょっと難しいかも、ですね。いま一番行きたいのはニューヨークです。ヨーロッパも、イタリアしか行ったことがないので、パリやロンドンにも行ってみたいですね」 ――理想の男性のタイプは? 「お互い絶対一番の味方で大親友のような関係性が理想です。顔も年齢も気にしません。歯を磨いて、お風呂に入って、爪を切ってくれてさえいたらいいです。あとは鼻毛が出てへんかったら(笑)。私が活動的なので、それに乗っかってくれる人がいいですね。たとえば二日休みがあった時に映画とか″連休じゃなくてもできるデート″を提案してくる人はちょっと嫌ですね(笑)。理想は、一緒に海外旅行に行きたい!」 ――11月4日から初の冠ラジオ番組「榎原依那の好きにしちゃイナ!」がスタートしました。 「ラジオをやるのがずっと夢だったんですが、やはり難しいです。声だけなので、見ればわかるものを言葉で説明しないといけません。この前、番組のスタッフさんから″言語化″の本をいただいて、『私、うまく言葉にできていないんや』って思って(笑)。今はその本で勉強しています」 ――今後やってみたい仕事は? 「旅番組や食レポをやってみたい。食べることが大好きなので!」 エノハラ イナ 大阪府出身のタレント。1st写真集『Inaism』が講談社から発売中。11月より、AuDeeにて冠ラジオ番組「榎原依那の好きにしちゃイナ!」が配信中。最新情報は本人公式XやInstagram、TikTok(いずれも@ina_enohara)をチェック! ◆最近のマイブーム「Foods」 「まとめて食べる定食」 最近はご飯とおかずと漬物を同時に口の中に入れることにハマっています。唐揚げ、 お漬物、ご飯がセットになっている唐揚げ定食があるとして、私はご飯の上に唐揚げと漬物をのっけて、まとめて口に入れるんです。漬物の酸味と唐揚げの旨みがうまく調和して、白米がより美味しく感じます。友達に食べてみてとすすめたら、「おいしい」と言ってくれたので、皆さんもぜひ試してみてください! 『FRIDAY』2025年1月3・10・17日合併号より 取材・文:大鳥 潤
FRIDAYデジタル