【防災月間】おしゃれでおいしい話題の防災食「IZAMESHI」。人気の秘訣を担当者に聞いた
8月には、より商品の中身がわかりやすいようシンプルなパッケージにリニューアル。文字も大きく、英語表記も追加しています。 おいしさと保存性を両立する上で、「試作した時とレトルト加工した時で材料の形態と色、味の仕上がりがまったく変化してしまうことが一番の苦労。長期保存となると、使用できる食材も限られてしまうのでメニューの考案も制限され、商品数を増やす事にも苦労しました」とのこと。 長期保存のための専用パッケージを供給してもらえる会社を探すのも一苦労だったそうで、様々な企業の力が結集して作り上げられているということがわかりました。
「おいしそうなパッケージにワクワク」という被災者からの声も
「実際に届いたお客様からは、年明けに起こった能登半島地震で被災した方より、おいしそうなパッケージを見てワクワクしただけでなく、温めずに袋のまま食べたがとてもおいしかったと嬉しいお言葉をいただきました」と、購入者の満足度の高さも「IZAMESHI」がブランドとして10周年を迎えた理由の一つなのでしょう。
実際にお話を伺ってみると、おいしさと保存性を両立するということがどれほど難しいことなのか、また、わかりやすさとおしゃれのバランスを取ることも非常に重要で、1品1品、考えつくされた商品であると知ることができました。 そして利用者の、「おいしそうなパッケージでワクワクした」という声が示すように、被災した時、ただお腹を満たすだけでなく、自分の心を守る一つの手段として、食事は重要な役割を担うのではないかと感じました。 「IZAMESHI」は、自宅のローリングストックとして、大切な人へのギフトとしても喜んでもらえそうですね。
●DATA 杉田エース株式会社
撮影・文◎亀井亜衣子