C.ルメール騎手は31勝でトップを堅守 月間15勝の戸崎圭太騎手が4位にランクイン【2月終了時の騎手リーディング】
横山典弘騎手は最年長重賞勝利記録を再更新
リーディングトップ5には入っていないが、鮫島駿騎手と同じ19勝ながら2着数の差で6位だった松山弘平騎手が賞金ランキングでは381,514,000円で5位にランクイン。2月はウインマーベルで阪急杯を勝利し、今年の重賞初制覇を飾った。 18勝で7位につける武豊騎手はソーダズリングで京都牝馬Sを制し、1987年のデビューから38年連続のJRA重賞勝利を達成。5勝で40位の横山典弘騎手はマテンロウスカイで中山記念を勝利、1月の京成杯から約1ヶ月でJRA最年長重賞勝利記録を更新するという話題もあった。 また2月は別れの季節でもあり、秋山真一郎騎手、川島信二騎手、高野和馬騎手、藤井勘一郎騎手が引退。3月から調教師に転身する秋山騎手は、レースでの騎乗最終日となった25日の小倉3Rで勝利し、JRA通算1059勝でステッキを置いた。川島騎手は、JRAでは25日の阪神8Rが最後の騎乗に、そして27日の名古屋8Rが現役最後の騎乗となった。今後は庄野靖志厩舎の調教助手として第二の人生をスタートする。 主に障害戦で活躍してきた高野騎手は引退後に栗田徹厩舎で調教助手になる予定。2022年の落馬事故で大怪我を負った藤井騎手は、自身のキャッチフレーズで何事にも諦めず挑戦し続ける「FUJIIチャレンジ」の気持ちを強く持ってリハビリに励んできたが、復帰は叶わなかった。騎手人生はここで幕を閉じることとなったが、海外を渡り歩いた豊富な経験と語学力を武器に、藤井騎手にしかできない新チャレンジを私たちに見せ続けてくれることだろう。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸