「ボーイズグループ戦国時代」突入!INI、JO1、M!LK、スパフル……非ジャニアイドルの注目株
「独立系」ボーイズグループ
さらに北村匠海が所属し、『猫』が大ヒットしたDISH//、そして一昨年にレコード大賞を受賞したDa-iCEなどは、それぞれヒット曲とともに認知度を一気に広げた存在だ。 メンバーの一人の佐野勇斗が俳優としても注目株、DISH//と同じスターダストプロモーションが送り出す5人組・M!LKも結成10年目となる来年に向け、今年6月にファーストアルバムを発売、10月には初のアリーナ公演を成功させるなど注目度が高まりそうだ。 まだまだある。 昨年TikTokでデビュー曲『チグハグ』が大バズりした7人組THE SUPER FRUIT、さらに10月リリースの9thシングルに収録された『パLIFE!パLIKE!パLOUGH!パLOVE!』が同じくTikTokで大人気の6人組パンダドラゴンもこの先その名前を見たり音楽番組等で目にする機会は増えそうだ。 そして、’21年にメジャーデビュ―を飾った7ORDERは、デビュー時のメンバー7人(現在は6人)すべてが旧ジャニーズ事務所の所属者だ(INIにも元ジャニーズJr.のメンバーが1人活動中)。武道館やアリーナ公演を次々成功させるなど実績を着実に重ね、メンバーそれぞれがドラマや舞台などで活躍するなど経験値も豊富。今後は地上波での活躍などが一気に広がり、かつての仲間たちとエモい共演が実現することも大いに期待したい。 言うまでもなく、滝沢秀明氏が設立したTOBEが送り出す、Number_IやIMP.の活動も本格化、’24年の大きな話題を集めることは確実視される。 ◆若手「K-POP」ボーイズグループ 国内ばかりでなく、今年の『紅白』初出場を決めたSEVENTEEN、Stray Kidsをはじめ、&TEAM、ENHYPEN、TREASURE、TOMORROW X TOGETHER、ASTRO、NCT 127といった若手K-POPボーイズグループも、ますます日本メディアでの露出の増加が予測され、日本のグループ、韓国のグループ、日韓合同グループが、フラットな環境のもと活躍する可能性は高い。 ◆そして、旧ジャニーズ組の“逆襲” もちろん、新たにエージェント契約を結んだり独立したりして活動する旧ジャニーズ組の“逆襲”もはじまることは間違いなく、ある意味同じ環境、同じ条件のもとでの活動がスタート、群雄割拠はますます極まる。 15日にはNHKが旧ジャニーズJr.らが中心となり出演した音楽番組『ザ少年倶楽部』を抜本的に見直し『ニュージェネ!』に番組名を変更、番組にはジュニアばかりでなく他事務所のアイドルやアーティスト、タレントも出演すると発表、共演も期待できそうだ。 ’24年、ここから大きく抜け出し、新たな“国民的ボーイズグループ”と呼ばれる存在となるのはどこか。まずはグループの名前と属性だけでも覚えておきたい。 取材・文:太田サトル ライター・編集・インタビュアー。学生時代よりライター活動を開始、現在はウェブや雑誌などで主にエンタメ系記事やインタビューなどを執筆。
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