「ボーイズグループ戦国時代」突入!INI、JO1、M!LK、スパフル……非ジャニアイドルの注目株
新たな「国民的ボーイズグループ」になるのはどこか…
『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表され、年末にかけての大型音楽特番が続々と放送される季節が今年も到来した。一連の旧ジャニーズ(現SMILE-UP.)騒動からの流れで、他事務所に所属し活動するボーイズダンスボーカルグループが、これらの特番や通常の音楽番組に出演する機会がぐっと増えた。 【画像】“デビュー同期”の3組がコラボ…! 音楽特番『ベストヒット歌謡祭2023』で話題だったのは… しかし、彼らボーイズグループが、いっぺんに出てきてもどれがなにやらとなることもあるかもしれず、群雄割拠時代突入の気配あふれる今、ここで一度、超ざっくりと整理してみたい。 ◆「オーディション番組」連動グループ まずはオーディション番組の連動により誕生したグループ。それが韓国を発祥とする公開オーディション番組の『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』(通称“日プ”)シリーズで誕生し、11月下旬には初のドーム公演を行った“JO1”(’20年デビュー、11人組)と、第2弾として誕生し来年2月に同じく初ドーム公演を行う予定の“INI”(’21年デビュー、11人組)の2組(※現在開催中の第3弾は、ガールズグループのオーディション)。 ソニーミュージックと韓国の芸能事務所JYPによる日韓合同オーディションで、J.Y.Parkが総合プロデュースし、ガールズグループ・NiziUを輩出した「Nizi Project」も現在「Season 2」として、ボーイズグループのオーディションの最終メンバー選出に向け佳境に入ったところだ。 これらのグループは韓国との共催という面から、ビジュアルやパフォーマンスにK-POPの流れを汲んだ要素があるところも特徴のひとつだ。 『紅白』への2回目の出場が決定したBE:FIRSTは、SKY-HIが自費1億円以上をかけ開催したオーディション「THE FIRST」により’21年に誕生した7人組。この秋には『Mステ』初出演、11月から初となるアリーナツアー開催中と飛躍が続く。 先日放送された音楽特番『ベストヒット歌謡祭2023』(読売テレビ・日本テレビ系)で、INIとBE:FIRST、そしてなにわ男子という“デビュー同期”の3組がコラボしたことも、壁崩壊の流れを象徴する出来事として大きな話題を集めた。 『紅白』でいえば、今回初出場を決めた“すとぷり”は、その活動の中心が配信で、ライブのステージや生イベント以外ではメンバーの顔を露出しないという変則的なスタンスのグループ。現在表舞台に立つメンバーは6人中4人、『紅白』では4人がどのような形で出場し、お茶の間にその存在を知らしめるのかも注目されている存在だ。 いわゆるアイドル的存在とは少し異なるが、K-POPの流れを汲むオーディション系の隆盛に先駆け磐石の地盤を築いているのが、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、FANTASTICS from EXILE TRIBEといった、LDH所属の次世代グループの面々だ。