コメルツ銀行、第3四半期は6.2%減益 市場予想は上回る
[フランクフルト 6日 ロイター] - ドイツのコメルツ銀行が6日発表した第3・四半期決算は純利益が6.2%減少した。金利収入の減少とリスク引当金の増加が響いた。 ただ、市場予想は上回った。同行は通期の純金利収入と手数料収入の予想を上方修正した。 第3・四半期の純利益は6億4200万ユーロ(6億9028万ドル)。前年同期は6億8400万ユーロだった。同行がまとめた10月時点の市場予想は平均5億2900万ユーロだった。 イタリアの銀行大手ウニクレディトはコメルツ銀行の買収に意欲を示しているが、コメルツ銀行は買収に抵抗し独立路線を維持する意向を示している。 コメルツ銀行のベッティーナ・オルロップ最高経営責任者(CEO)は今回の決算について「当行の成長に向けた取り組みが一段と成果を上げていることが示された。首尾一貫した戦略の実行が寄与した」と述べた。 通期の純金利収入の予想は従来の81億ユーロから82億ユーロに、手数料収入の予想は従来の4%増から5%以上の増加にそれぞれ上方修正した。