体調不良とLINEで虚偽の連絡をし勉強会欠席 実際は新潟に… 佐賀市議会、平原嘉德市議を厳重注意処分
佐賀市議会(山口弘展議長)は4日までに、虚偽の説明で議会の勉強会を欠席したとして、平原嘉德市議(61)=自民清流、5期=を厳重注意処分とした。4日、非公開で開かれた全員協議会で、平原市議は「虚偽の説明で欠席した」と謝罪。今後については「コンプライアンスを守りながら一生懸命やっていく」と話した。 8月定例議会前の勉強会は8月19日に開催。山口議長と議会事務局によると、勉強会を欠席する場合は議長か事務局へ事前に届け出る運用をしているが、平原市議は事前連絡をせず、勉強会が始まった同日午前10時10分過ぎ、議会事務局の職員にLINE(ライン)で欠席を連絡した。欠席理由には体調不良と記した。 実際には、新潟市であった剣道大会にOBとして応援に行っていたという。 山口議長は8月29日、平原市議に厳重注意処分を伝達。平原市議は始末書を9月2日に提出したという。 平原市議は取材に対し、虚偽の説明について「その場しのぎでつい言ってしまった」と話し、「公務を放棄したと捉えられても仕方ない。猛省している」と述べた。 市議会は平原氏の所属会派の会派長も厳重注意処分とした。(川﨑久美子)
川﨑久美子