舞台あいさつで、万歳して大ヒットを喜んだ平泉成(左)と佐野晶哉

　俳優の平泉成と「Ａぇ！ｇｒｏｕｐ」の佐野晶哉が２２日、都内で、映画「明日を綴（つづ）る写真館」（秋山純監督）の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。 　「人生の思い残し」をテーマに、平泉は写真館を営むカメラマン・鮫島を、佐野は鮫島の弟子・五十嵐を演じている。平泉は、芸歴６０年にして初主演の映画に「夢のようです」と感謝した。 　佐野は、主演の平泉との関係性を「友達です！５８歳差で大先輩なんですけど、地元の先輩みたな感じで、一緒に写真撮って『後で送っとくね～』みたいな感じ」と明かした。平泉も、佐野について「ＬＩＮＥ友達でもあり、うちの孫みたいなもんです。今日も、（佐野の）メンカラ（＝メンバーカラーの緑色）のネクタイをして来ました」と、佐野が平泉の誕生日にプレゼントしたネクタイを大事そうに握りながら語った。 　イベントでは、平泉の愛妻からの「大輪の花を咲かせたね」などと祝福する手紙がサプライズで読み上げられると、平泉は「泣かせに来たね。ずっと横で主役（の俳優）を見ながら自分に悔しくて…」とキャリアを回想。「ありがとうございました。ずっと支えてくれて感謝しています」と感涙した。 　佐野は、もらい泣きし「成さんからご家族のお話をお聞きすることも多くて、こうして直接お会いできて、成さんへのお手紙を僕も聞かせていただけてうれしいです。うちのじいちゃん、かっこいいです。すてきな出会いをありがとうございました」と目を潤ませた。平泉も「泣いてるの？目にキラキラしたものが…」と顔をのぞき込み、最後は万歳で本作のヒットの喜びを分かち合っていた。