<W杯開幕>ルール難しい? ラグビーに再びブームは来るか
家族連れのファンにも楽しんでもらう試み
2019年にワールドカップが日本で行われ、翌年の東京オリンピックでは、16年のリオデジャネイロオリンピックから正式種目となる7人制ラグビーが行われます。この大きな大会を成功させ、子どもたちにいい形でラグビーを残したいと薫田さんは話します。 「試合の時に小さいサインボールをスタンドに投げ入れますが、幼稚園に選手が訪問し、このボールを子どもたちに配れないか考えています。子どもも喜んでくれますし、家に持ち帰れば親御さんも興味を持ってくれます。家族で競技場に足を運んでくれるようになればと考えています。東芝ブレイブルーパスのスクールには現在200名ほどの子どもたちが通っています。ラグビーは人間形成にもいいスポーツですから、ぜひ子どもの時から親しんでほしいです」 ルールが複雑だと言われるラグビーですが、実はそれほど難しくはなく、誰でも楽しめるスポーツのようです。ラグビー界に新たなスタープレーヤーが誕生すれば、再びあのラグビーブームが巻き起こるのでしょうか。 (ライター・篠崎有理枝) 《取材協力》薫田真広(くんだ・まさひろ) 東芝ブレイブルーパス総監督。1966年9月29日生まれ。岐阜県出身。筑波大学を経て東芝(1988~2000)。日本代表キャップ44(1991、1995、1999年W杯出場)東芝ブレイブルーパス監督、U20日本代表監督、日本代表アシスタントコーチを歴任。現在は東芝ブレイブルーパス総監督並びにラグビーワールドカップ2019日本代表戦略室長