ガラスのすし制作 富山の工房、6日から体験 「寿司といえば」PR
県や富山市が全国に魅力を発信する「すし」と「ガラス」がコラボレーションした体験企画が6日、始まる。富山ガラス工房(同市西金屋)で、握りずしをガラスで作る体験コースが新たに設けられた。「ガラスの街」を掲げる同市で、県のブランディング戦略「寿司(すし)といえば、富山」の売り込みに磨きを掛ける。 ●ネタ10種類用意 ブリにシロエビ、タコ、イクラ。透明な「シャリ」に色とりどりの「ネタ」がのった「ガラスのすし」10種類が用意された。約10センチの美しい「すし」は、ガラスに色を付けたりくっつけたりして、1貫30分程度で完成する。 ●全国から予約 体験開始前日の5日時点で、東京など全国から約230人、約350個の制作予約が入った。ガラス作家で普及推進部の横山海渡さん(33)は「予約の電話が鳴りっぱなし。予想を超えてきた」とうれしい悲鳴を上げる。 より本物に近い形の「すし」をうまく作ってもらうため、体験をサポートするガラス作家は数日掛けて練習を重ねてきた。横山さんは「幅広く表情豊かなのがガラスのいいところ。そんな一面も見てもらえたらいい」と期待を込めた。 期間は10月末まで。小学生以上が対象で、料金は1人の場合、1貫2500円、2貫4千円、3貫以降は1貫につき2千円。グループの場合は個数によって金額が変わる。