新NISAつみたて投資枠対象投信研究(2)、海外資産残高トップは「eMAXIS Slim」、パフォーマンスは?
海外資産に投資する対象投信では、「S&P500」と「全世界株式(オール・カントリー)」に連動するインデックスファンドに人気が集中している。ただ、パフォーマンスをみれば、必ずしも「S&P500」や「全世界株式(オール・カントリー)」に固執されることなく、もう少し広い視点で選ぶようにすれば、パフォーマンスの向上を目指すことが可能ということができそうだ。たとえば、「全世界株式(オール・カントリー)」に「iTrust インド株式」や「日経平均高配当利回り株ファンド」を加えるという選択肢もあるだろう。インデックスベースでは新興国への投資比率は10%に過ぎず、国内株式については5.5%しかない。もう少し、新興国や国内株式への投資比率を高めた方が、より高いリターンにつながるかもしれないなど、今後の世界市場の先行きをイメージしながら、自分自身の運用ポートフォリオを考えるという視点で考察する姿勢が重要だ。(グラフは、つみたて投資枠対象の海外株式ファンドのパフォーマンス)
ウエルスアドバイザー