新年に罪、けがれ清める 三嶋大社で大祓式―三島
三島市大宮町の三嶋大社(矢田部盛男宮司)で大みそかの31日、罪やけがれを人形(ひとがた)に託し、はらい清める「大祓(おおはらえ)式」が開かれた。多くの市民らが参列し、新年が明るく健やかに過ごせるよう祈願した。 半年の節目である6月と、1年最後の12月31日に実施する伝統の行事。今年は全国から約5千世帯分の人形が寄せられ、大祓詞(おおはらえことば)の奏上、裂布(れっぷ)、解縄(ときなわ)などの神事を執り行った。 参列者が家族一人一人の名前、生年月日を書いた人形で体をなで、息を三度吹きかけて身代わりとなった人形を神職が清めた。初めて式に参加したという、市外の女性会社員(59)は「日本と世界が平和で、飢えに苦しむ子どもがいなくなるよう願った」と話した。
伊豆新聞デジタル