「いい湯だなあ~」 カピバラが温泉堪能 飯田市立動物園【長野県】
長野県飯田市立動物園では、カピバラの3きょうだいが温泉でくつろぐ姿を見ることができる。今月末まで、毎週土曜午前11時~午後1時に実施中。担当飼育員は「気持ちよさそうなカピバラたちを見て、来園者の方もあたたかい気持ちになってもらえれば」と話している。 野生では南米の水辺に暮らすカピバラは、寒さが苦手。飯田の冬を乗り切ってもらおう―と、旧バードホールで暮らす3頭のために鳥用の水飲み場を「石風呂」風に整備した。1月は試験的に実施。担当飼育員によると「温泉が気持ちいいことを理解してくれたよう」と話す。 気温が低下した6日にも実施。一番大柄なオス「きなこ」が温泉へ入ると、好奇心旺盛な「みたらし」、メスの「よもぎ」も後に続いた。温泉は約30~35度で、身を寄せ合って10分ほど堪能。「きなこ」が湯から出ると、他2頭も満足げな表情で上がった。その後もそれぞれのタイミングで楽しむ様子が見られた。 次回は10日。天候によって、土曜以外も行うことがある。