本音を話せる友達がいない…自分をいつわり「孤独でみじめ」な日常を送る女性の「危ない口ぐせ」…「どうせ」が人をダメにするワケ
「健康で友達もいる。でも幸せと思えない…」 「一人でいると惨めな感情がつきまとって、辛い」 【マンガ】母の再婚相手から性的虐待を受けた女性が苛まれる「罪悪感」 このようなモヤモヤした思いにとらわれてしまい、生きづらさを感じている人が増えているようです。 そもそもの原因は何なのか。果たして解決方法はあるのか――。7000人以上のモヤモヤを解決してきた人気マインドトレーナーが、生きづらさから脱却するための考え方を伝授します。
感情の感度が1/10になってしまう理由
毎日を過ごすなかで、自分のなかにある“不都合な自分や現実”から目をそらす作戦を続けていると、モヤモヤはどんどん溜まっていきます。 それは言い換えると「素の自分」で過ごしていないということ。そんな状態では、感情の感度が1/10くらいに低くなってしまいます。 もちろん、素の自分で過ごすことには勇気も必要。ですが、試みる価値は絶対にあります。なぜなら、とてつもない感動を毎日味わえるからです。 誰かに親切にしてもらった時。「何か裏があるのでは?」と疑いながら親切心を受け取るのと、「本当にありがたい!」「嬉しい」と全力で受け取るのとでは感度や感動が違う、と言えばわかりやすいでしょう。 素の自分を出せず、人とのつながりを追い求めて八方美人な自分を演じても、虚しさから逃れられず、自分に嫌気がさしていた石橋早苗さん(仮名)という女性の例をご紹介いたしましょう。 「健康で友達もいるのに、どうして幸せを感じられないのかわからない。モヤモヤの正体がわからない」というのが早苗さんの悩みでした。 「一人でいると惨めな感情がつきまとって、辛い」というのです。 周りの人間関係のお話をうかがっても、感謝の言葉を口にされますし、一見、幸せな要素しか見えない印象です。 早苗さんの惨めな気持ちは、実は心の孤独から来ていました。 ●ご飯や遊びに行く友達はいても、本心をわかってくれる人はいない ●不満やネガティブな思いを口にすれば、人は離れる ●本当のことを言ったところで、どうせ理解はされない このような思い込みで、本当のつながりをあきらめながらも、嫌われないように精一杯“感じ良く”生きていたのです。 「人と人は他人なのだから、本当の意味で親密にはなれない。だって親とも親密になれていないのに他人となんて無理に決まっていますよね」 これは彼女が実際に口にした言葉です。 …つづく<本音を話せる友達がいない…自分をいつわり「孤独でみじめ」な日常を送る女性の「危ない口ぐせ」…「どうせ」が人をダメにするワケ>では、この女性のモヤモヤの正体をつきとめ、そこから解放されすプロセスをお伝えします。
田中 よしこ(マインドトレーナー)
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