県内にはこの冬一番の寒気が流れ込み、山沿いを中心に雪が積もるなど各地で厳しい冷え込みとなりました。 けさの桜島。山頂付近は真っ白、鮮やかな雪化粧です。 こちらは伊佐市の山野小学校です。 伊佐市大口のけさの最低気温はマイナス１・６度で、校庭の地面が凍り、スケートリンクに！ 冷たい風をものともせず校庭を駆け回る子どもたちですが－国道では積雪や路面凍結の影響でチェーン規制が敷かれました。 9日から10日にかけて九州南部は強い冬型の気圧配置となり、上空約１５００メートルにはこの冬一番の強い寒気が流れ込みました。 このため9日の夜から10日朝にかけて各地で山沿いを中心に雪が降ったほか、県内３３の観測地点のうち１０地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。 鹿児島市でも9日初雪が観測されました。 平年より４日遅く、昨シーズンより１９日遅い観測です。 泉水アナウンサー 「午前８時半、ＪＲ鹿児島中央駅前です。多くの人がコートに手袋、マフラーを身に付け防寒対策をしています。手元の温度計は５度。肌を突き刺すような寒さとなっています。」 鹿児島市のけさの最低気温は０・９度。 背中を丸めながら出勤する人たちの姿がありました。 「朝は温かいスープを飲んできました。（家で）みんなストーブの前で暖かくしてました」「下着を二枚着ました。寒くて。今下着を二枚と、これと１・２・３・４・５枚、完璧です」「きょう福岡行くつもりだったんですけど、（雪で）バスが運休になってしまって今困ってます。新幹線で福岡に」 海の便を中心に交通にも影響が出て、種子屋久高速船は午前のほとんどの便が欠航したほか、フェリーなんきゅう、高速船甑島などが終日欠航となりました。