日本陸連・山崎強化委員長、パリ五輪目標はメダル2、入賞11の昨夏世陸超え…事前合宿地はパリ郊外セルジーに決定
日本陸連は4日、都内で今年度の強化方針発表会見を行い、今夏のパリ五輪に挑む日本選手団の事前合宿地にパリ市内の選手村から車で約1時間、フランス北部のセルジーに決まったと発表した。大会期間中に滞在する選手村への入村前の拠点になる。事前に下見した山崎一彦・強化委員長は「練習コースも見ながら模索しましたが、短距離からロードまで良かった。日本人の調理師にも来て頂き日本食も出してもらいます」と説明した。 昨年ブダペストで行われた世界選手権では、入賞以上の成績を11種目で収め、過去最多だった21年世界選手権9種目を更新。女子やり投げの北口榛花(JAL)が金メダルを獲得、男子100メートルのサニブラウン・ハキーム(東レ)が2大会連続ファイナル進出を果たすなど、様々な種目で結果を残した。山崎氏は「入賞の数が増えましたし、2、30年前には考えられない種目で入賞するなど、幅が増えてきました。パリ五輪は昨年の世界選手権と同等、またはそれ以上の成績が出せればと思います」と目標を掲げた。
報知新聞社