チョルノービリ原発事故に立ち向かった消防士や作業員の物語を追体験するアドベンチャーゲーム『Chornobyl Liquidators』が6月7日に発売。当時の資料と実際の写真をもとに、ポーランドのスタジオがあえて「戦闘やSF要素」なしで手がけたリアル志向の作品
ポーランドのパブリッシャー(販売元)であるFrozen Wayは、1986年に起きたチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故を、消防士や作業員の視点で追体験するアドベンチャーゲーム『Chornobyl Liquidators』を日本時間6月7日(金)に発売する。 『Chornobyl Liquidators』画像・動画ギャラリー 本作は日本語の字幕・インターフェイス対応でPC(Steam)向けに配信される予定だ。 『Chornobyl Liquidators』は1986年4月26日、チョルノービリ原子発電所の4号炉で発生した爆発・破壊事故で消火活動を行った消防士や廃墟と化したプリピャチ市の汚染汚染を調べた線量測定士、調査・除染の作業員など異なる立場で事故と向き合った人々の物語を追体験するアドベンチャーゲームである。 ストアページの情報によると、作中ではストーリー展開に影響を与える選択の要素も存在。反体制派として当時のソ連とKGB(国家保安委員会)に立ち向かうか、弾圧から逃れるため彼らの意向に従うかは、家族の長として選択を迫られるプレイヤー次第だ。 本作の開発を手がけるポーランドのスタジオ・Live Motion Gamesは、Steamニュースハブに投稿している計65回の開発ブログで、同様のテーマを取り扱う『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズから影響を受けたことや、当時の資料と実際の写真をもとにリアルかつ独自の体験を生み出したゲーム作りの様子を伝えている。 『Chornobyl Liquidators』は、日本時間6月7日(金)にSteamでリリースされる予定。なお、実際に起きたショッキングな出来事を取り扱う作品の仕様上、プレイ中に心身の異常を感じた場合は即時にゲームを終了し、適切な休憩を取るよう注意されたい。
電ファミニコゲーマー:ヨシムネ
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