アーセナルの守護神ラヤ、攻撃的なスタイルに転換した理由に“あるコーチ”との出会い「ただセーブするのを待つGKだった」
アーセナルに所属するスペイン代表GKダビド・ラヤが、同クラブのGKコーチを務めるイニャキ・カーニャとの出会いが自身のキャリア躍進の鍵となったことを明かした。イギリス『Sky Sports』電子版が伝えている。 【動画|アーセナル vs リヨン】プレシーズンマッチ 試合ハイライト 現在28歳のラヤは、16歳の時にスペインからイングランドに渡った。加入したブラックバーンでは公式戦108試合に出場するなど、当時3部にいたチームの2部昇格に貢献している。 2019年の夏にブレントフォードへ移籍したラヤだが、当時ブレントフォードのGKコーチを務めていたイニャキ・カーニャ氏の指導が自身のスタイルを変えることになったようだ。カーニャ氏は、ミケル・アルテタ監督がアーセナルの監督に就任した2019年12月に、アーセナルへと引き抜かれたが、2023年の夏にラヤも同クラブに加入したことで再会を果たしている。 「彼(カーニャ)はGKとしての僕のスタイルを変えた。ブラックバーンにいた頃の映像を見れば、僕がゴールライン上に立っているだけで、何もせず、クロスを狙うこともペナルティーエリアの外に出ることもほとんどしない、ただセーブをするのを待つGKだったことがわかるだろう」 「僕がブレントフォードと契約したことで、イニャキは僕のスタイルを積極的なものに変え、まだ起きていないことを予測するように求めた。ブラックバーンでの僕と、ブレントフォード移籍後の僕とではまったく違うことがわかるだろう。ブレントフォードでは相手のクロスに対応することが増え、その数字には注目に値すると思う」 『Sky Sports』が出した昨シーズンのデータによると、ラヤはクロスを止めた割合が12.2パーセントと、プレミアリーグ1位を記録している。ラヤは329回の被クロスに対して40回のクロスストップを記録しており、2位はアストンヴィラのエミリアーノ・マルティネスが12.1パーセント、3位はエデルソンの10.1パーセントと続いている。 またラヤはアーセナルでのプレーについて「楽しんでいる」とし、以下のように語っている。 「ビルドアップに参加し、ゴールや攻撃に貢献することは好きだ。ミスや失点をすることもあるだろうが、それが僕のプレースタイルだ。リスクを負うことにもなるが、メリットの方が大きいと思うよ」
SPOTV NEWS