北欧カルトホラー『モルグ 屍体消失』デジタルリマスター版公開決定 新ポスター&予告編も
1994年にデンマークで公開された映画『モルグ 屍体消失』のデジタルリマスター版が2025年1月17日よりシネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほかにて公開されることが決定した。 【写真】『モルグ 屍体消失 デジタルリマスター』場面写真 本作は、死体嗜好や皮膚を剥ぐ猟奇殺人鬼など衝撃的なテーマを扱いながら、デンマークで1994年の興行成績1位を記録し、カンヌ国際映画祭の批評家週間への出品をはじめ、各国の映画祭で上映された北欧カルトホラー。1997年にはユアン・マクレガー主演でハリウッドリメイクも製作され、本国デンマークでは監督・主要キャストが再集結した新作続編が劇場公開されている。 日本では当時VHSが発売されたのみで視聴困難な状況が続き、マニアの間で語り継がれる幻の作品となっていた。そんな本作が30年の時を経て、デジタルリマスター版として劇場公開される。 オーレ・ボールネダルが監督と脚本を務め、法科学生のマーティンをリドリー・スコット監督作『ブラックホーク・ダウン』や『キングダム・オブ・ヘブン』にも出演したニコライ・コスター=ワルドーが演じた。そのほか、キム・ボドゥニア、ソフィエ・グロベルらが共演に名を連ねている。 法科学生のマーティン(ニコライ・コスター=ワルドー)は、病院の遺体安置所(=モルグ)で夜警のアルバイトを始めるが、前任の夜警からそこが曰く付きの場所であることを聞き、また死体が並ぶその異様な雰囲気に冷たい恐怖を覚える。一方その頃、娼婦を狙った連続猟奇殺人事件が世間を騒がせており、マーティンの働く病院にも皮膚を剥ぎ取られたおぞましい被害者の死体が運び込まれてくる。その日を境に彼の周りで不可解な出来事が起こるようになり、マーティンはさらなる妄執に取りつかれていく。ある日、遺体安置所の死体が不自然に動かされている痕跡が見つかり、事件を捜査するウォーマー警部は、状況証拠からマーティンに死姦・妄想狂の疑惑の目を向けるようになる。 あわせて、ポスタービジュアル、予告編、場面写真も公開。新たにデザインされたポスタービジュアルには、死体だけがずらりと並び、遺体安置所の冷たい空気と臭いが今にも漂ってきそうなモルグの様子が捉えられている。 予告編には、夜警のアルバイトを始めたマーティンが働く病院に運ばれてくる猟奇殺人事件の被害者や、次々と起こる不可解な出来事が映し出される。さらに遺体安置所で過去に破られた“ある禁忌”が告げられる。
リアルサウンド編集部