災害時にも活躍する防災兼用キャンプギア23選【わが家の最新エマージェンシーギア選び】
屋外での使用を想定されたアウトドアギアは、タフで持ち運びやすいモノが多く、災害時に役立つ要素が満載だ。人気アウトドアメーカーの担当者に、休日のレジャーはもちろん、危急時にも頼りになる必見ギアを教えてもらった! 【各アイテムの詳細画像を見る】 従来の防災グッズといえば「いかにも」なデザインの単機能製品が多く、とりあえず防災バッグの中に入れたはいいものの使う機会もなく、そのままタンスの肥やしになっている、なんて人も多いのでは。もちろん、それらを使わずに過ごせたのは幸運だが、防災意識が高いとは言い難い。 そこでぜひ提案したいのが「フェーズフリー」だ。日常時と非常時のふたつのフェーズ(局面)の境界をなくすという考え方で、フェーズフリーなアイテムは普段の生活で便利なのはもちろん、非常時にも役立つ機能を備えている。 アウトドアギアもその一例に該当するだろう。休日のキャンプやレジャーで使いながらも、イザというときにはその耐久性や軽量性が頼りになる。例えばテントやシェードなら風雨から身を守るシェルターになるし、周りからの視線を遮ってくれるので避難所でのプライベート空間確保にも役立つ。ほかにも軽くて暖かい寝袋や、大容量で機能的なバッグ、停電時には明るいランタンや保冷グッズも活躍しそうだ。 今回は各人気ブランドにオススメの防災兼用のギアをピックアップしてもらった。新視点からのギア選びの参考にしてほしい。
<テント&シェード>
主役ギアのひとつであるテントは、災害時には風雨をしのぐシェルターとして活躍してくれる。視界も遮ってくれるので、着替えもできるプライべートな空間の確保に最適だ。
1. 遮光性に優れた生地が内の温度上昇を防ぐ
コールマン 「スクリーン IGシェード+」(1万2980円) 【虫よけ効果のあるメッシュを採用しています。着替えのときはフルクローズに、換気などではフルオープンにするなど、シーンに合わせて使用できます(ニューウェルブランズ・ジャパン コールマン事業部 マーケティング本部)】 太陽光を90%以上ブロックするダークルームテクノロジーによって、暑い夏でも涼しく過ごすことができる。耐風性に優れたクロス設計のポールは強風時でも使用可能。3~4人が過ごせる広々設計で、屋外でも家族のプライベート空間を手軽に確保できる。