選手も興奮「夢のアリーナ」、大迫力のすり鉢型観客席 プロバスケ千葉ジェッツの新本拠地
千葉県船橋市に拠点を置くプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」の新たな本拠地となるアリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)」(同市浜町)が完成し、注目を集めている。コートでプレーする選手たちとの距離が近く感じられるすり鉢型の観客席で、高い臨場感を味わえるのが特徴だ。バスケットボールへの関心が高まるのはもちろん、音楽コンサートやアイスショーも開催可能で、南船橋エリアのさらなるにぎわい創出にもつながりそうだ。 【写真】千葉ジェッツの新アリーナは、VIPエリアも充実している ■船の航跡とジェット気流をイメージ ららアリーナは鉄骨造りの地上4階建てで、延べ床面積は約3万1千平方メートルある。JR京葉線南船橋駅から徒歩約6分の場所にある。収容人数は約1万人で、これまでの本拠地だった船橋市総合体育館の約2倍に広がった。 外観は船の航跡とジェット気流をイメージし、アルミパネルで躍動感を表現した。アリーナには、多様な演出を可能にする昇降式のセンタービジョンが設置されたほか、アリーナを囲う全長120メートルのリボンビジョンも備えられた。 混雑状況がモニターにリアルタイムで表示されるトイレも設置された。 食事や飲み物を提供する店舗も4カ所設けられるなど、試合やイベントを快適に楽しめる工夫が随所に施されている。 飲食しながらの観戦が可能で、専用の入退場口が設けられたVIPエリアも充実させた。 ■「1万人のファンを満足」 5月29日にはジェッツファンらを招いて新アリーナのお披露目会が開かれ、記者も参加した。 ジェッツの富樫勇樹選手は「夢のアリーナ。ここでプレーすることが待ち遠しいです」と笑顔を見せた。 原修太選手は「1万人のファンを満足させられるようなプレーをしたい」と意気込みを語った。 田村征也社長は、千葉市の神谷俊一市長を表敬訪問した際に「ホスピタリティーを大事にし、(コート中央上部にある)センタービジョンを生かした演出などを通じ、常に満員にしていきたい」と強調していた。 ■さらなるファン獲得を