東芝の営業利益 前年度比30.4%減、1105億円 ハードディスクドライブ需要の落ち込み響く
東芝の昨年度の決算は、本業のもうけを表す営業利益が前の年度に比べて3割以上、減少しました。 東芝が12日に発表した2022年度の決算は、本業のもうけを表す営業利益が前の年度に比べて30.4%減の1105億円、最終的なもうけである純利益も35.0%減の1265億円と大幅な減益となりました。ハードディスクドライブの需要の落ち込みが響きました。 一方、東芝は3月に国内投資ファンドの「日本産業パートナーズ」を中核とする企業連合の買収提案を受け入れましたが、ファンド側が7月下旬に予定しているTOB(=株式公開買い付け)について、株主に応募を推奨するかどうかの意思を示していません。 会見した平田政善CFOは「TOBによる非公開化は企業価値を上げていく観点から非常に良いスキーム」と述べ、TOB開始までに慎重に検討したうえで、意思表明をする方針であることを明らかにしました。