コツメカワウソの赤ちゃん4匹すくすく成長 大分市の「うみたまご」でモニターに映し公開
大分市の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」で11月2日に生まれたコツメカワウソの赤ちゃん4匹が、すくすくと成長している。巣箱の中の様子をモニターに映して公開している。 同水族館で飼育している雄の「つぼ吉」と繁殖を目的に香川県の四国水族館から預かっている雌の「ツバキ」との間に生まれた。3匹が雄、1匹が雌。灰色の毛に覆われ、100グラムほどだった体重は約1カ月で6倍に増加。「ピーピー」と元気よく鳴いている。
東南アジアなどに生息するコツメカワウソは乱獲や環境破壊で絶滅の危機にあり、国際取引が原則禁止されている。うみたまごでは2006年から飼育を始め、10年から繁殖に取り組み、これまで11匹が誕生した。今回は14年以来、10年ぶり。 飼育部の太田頌悟(しょうご)さん(36)は「夫婦で協力して子育てするのが特徴の一つ。一生懸命に世話する姿を温かく見守ってほしい」と話している。