NG記者リストは「深く考えず作成した」、 旧ジャニーズが会見運営会社の調査概要を公表
故ジャニー喜多川氏の性加害問題に関する記者会見(2023年10月2日)をめぐり、記者の「NGリスト」があったとされる問題で、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は8月27日、会見運営を委託していたFTI社の社内調査の概要を公表した。 【画像】NGリストに関する流出メール 公式サイトに掲載された情報によると、FTI社は、旧ジャニーズ事務所の指示を受けずに独断で「NGリスト」を作成し、そのリストが外部流出したことは事実であると認めており、「大変申し訳ないと考えている」としているという。 記者会見の事前打合せで、旧ジャニーズ事務所は「指名NG記者」も指名すべきであると指示していたが、「氏名NG」(まま)といった目立つ用語を殊更に用いてリストを作成した理由や経緯について、FTI社の担当者は「深く考えていなかった」と説明したという。 また、NGリストの作成・流出に関して、FTI社は、不利益や損害を意図的に与えようとしたものではないとしたうえで、SMILE-UP.に対して謝罪し、業務委託料の支払いを受ける権利を放棄すると申し出ているという。 ・NGリストの外部流出事案に関する弊社委託先による調査結果の受領について https://www.smile-up.inc/s/su/group/detail/10044
弁護士ドットコムニュース編集部