キノコ菌から作った人工レザーがラグジュアリーブランドとコラボ 持続可能な素材開発の先駆者BOLT THREADSとは?
ーボルトスレッズでは「B-Silk™」という素材も開発していますよね。 B-Silk™は、植物由来でヴィーガンのポリペプチド素材です。従来のシリコーンエラストマーよりも優れた性能を、美容・パーソナルケア製品で発揮することが証明されています。 私たちは「より良い世界のために、より良い素材を作る」という使命を掲げてきました。そして重要な発見は、私たちの技術を用いることで、単一の素材から、より多くの素材をより簡単かつ迅速に生み出すことができるという点です。これまで、複数の画期的な素材を製品として世に送り出してきたことを誇りに思います。 短期的には、製品を自立的に成功に導くことがビジネスとして重要です。しかし、長期的な使命は揺るぎなく、今後も素材開発を続けていくことを約束します。 ー近年、シリコンバレーでファッションテック企業の台頭を感じます。ファッション企業というより、テック企業が開発した素材やそのノウハウをブランドに売ることで利益を得ているように思えるのですが、どう思いますか? たしかにそうですね。原料供給者が直接、あるいはアグリゲーターを介して取引できるようになることは、エコシステム形成の兆候と言えるでしょう。しかし、アグリゲーターを支える技術や素材はまだ十分に成熟しておらず、市場規模も拡大途上です。 将来的には、技術革新と市場拡大によって、アグリゲーターが活躍できる環境が整い、エコシステムが発展していくと考えられます。地球環境と社会が気候変動対策を必要としている今、より良い未来を創造するために、原料供給者とアグリゲーターの連携が重要となるでしょう。