「国民の生活は守らない」岸田首相、わが身を守る防弾パネルの気になる「強度」相次ぐ政治家襲撃に自民党内から「いまごろ?」
7月31日、三重県で、リニア中央新幹線の駅候補地の視察を終えた岸田文雄首相が、屋外で記者団の取材に応じた。その際、演台の上には首相の前と左右の三方を囲むように、透明なプラスチック製の「防弾パネル」が設置された。 「米国のトランプ前大統領が7月13日、ペンシルベニア州バトラーで演説をおこなった際、集会場の外から銃撃され、右耳を負傷しました。トランプ氏自身が言うように、命を落としても不思議ではなかった事件を受け、日本の警察も岸田首相の警護を強化するため、この防弾パネルを導入しました。今後も取材対応や街頭演説などで、必要が生じれば使用するそうです」(政治担当記者) この防弾パネル、厚みのあるアクリル板をビス留めしただけのように見えるが、どのような素材でできているのだろうか。 素材メーカーに聞くと、「国内で防弾目的に使用されるとすれば、強度が高く、加工もしやすいポリカーボネートだと思います。一般ガラスの200倍の耐衝撃性があります。岸田首相が使用した防弾パネルは、厚みも相当ありますから、至近距離での銃撃にも対応できるはずです」ということだった。 対策が講じられたことはよかったが、自民党内には「いまごろ?」といった声が多いという。 「2022年7月には安倍晋三元首相の銃撃事件が起き、2023年4月には岸田首相自身も襲撃されています。直近では、都知事選でも街頭演説していた候補者に、過激な聴衆が詰め寄る場面がありました。『なぜもっと早く対応できなかったのか』と疑問の声があがっています」(同前) 今回の防弾パネル設置について、Xには 《岸田首相、自分はしっかり守る(国民の生活は守らない)》 《総理辞めれば?》 《防弾パネルのようだけどサイズが合ってないよ、頭がはみ出てる》 など批判のポストもあるが、 《安倍さんが奈良で街頭演説してた時にやれよ》 《トランプさんの事件以前に爆弾攻撃受けてるんだよな岸田さん》 《頭上からの攻撃への防御は?》 と、危険を心配する声も多数だった。 9月の自民党総裁選に向け、岸田首相の地方活動も増えるはずだ。万全の安全対策を講じてほしい。