【暖房器具別】暖房効率を上げる方法とは?冬の電気代を節約しよう!
冬は、夏に比べて電気代が高くなりやすいといわれています。理由としては、外気温と設定温度の差が大きくなり、各暖房器具の消費電力が高くなりやすいためです。 冬の電気代を節約するには、暖房効率を上げて消費電力をおさえることが大切です。そこで今回は、少ない消費電力で暖房効率を上げる方法をご紹介します。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
【暖房器具別】暖房効率を上げる方法
暖房効率を上げるには、各暖房器具の使い方や使用環境を工夫する必要があります。経済産業省 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」をもとに、暖房器具別に消費電力をおさえながら暖房効率を上げる方法をご紹介します。 ■エアコン エアコンにかかる電気代を節約する方法は、以下の通りです。 ●ドアや窓の開閉は最小限にする ●厚手や丈の長いカーテンを使用する ●扇風機やサーキュレーターなどを併用する ●室外機の周辺に物を置かない ●月に1~2回の頻度でフィルターを掃除する ●設定温度は20度にする どの暖房器具でも同じことがいえますが、外からの冷気を部屋のなかに入れないよう工夫することが大切です。さらにエアコンによって吐き出された暖かい空気は上にたまりやすいため、扇風機やサーキュレーターを使って空気を循環させると、効率よく部屋を暖められるでしょう。 ■ガス・石油ファンヒーター 次は、ガス・石油ファンヒーターにかかる電気代を節約する方法です。 ●こまめにフィルターを掃除する ●早めに電源をオフにする ●エアコンと併用する ●窓を背にして配置する ファンヒーターは、エアコンよりも素早く部屋を暖められるのが特徴です。 一方で消費電力が1200ワットほどと高く、長時間使用することで電気代が高くなりやすいのが難点といえます。そのため、部屋が寒いときにはファンヒーターをつけて、ある程度部屋が暖まったらエアコンに切り替えるなど、うまく併用することで効率よく部屋を暖められるでしょう。 また、冷気が入りやすい窓に背を向けて配置すると、暖かい風が冷えることなく部屋に回るようです。 ■電気カーペット 次は、電気カーペットにかかる電気代の節約方法です。 ●断熱シートを下に敷く ●人がいる範囲だけ温める ●毛布を使用する ●ほかの暖房器具と併用する 電気カーペットを直接床に直接敷くと、熱が床に逃げてしまい暖房効率が悪くなります。床と電気カーペットの間に断熱シートを敷くと、床からの冷気を遮断してくれます。また範囲を選択できる製品であれば、全面ではなく人がいる範囲だけ温めるのがおすすめです。 ■こたつ 次は、こたつにかかる電気代を節約する方法です。 ●ラグやカーペットを敷く ●厚手のこたつ布団を使用するか2枚重ねて使う ●人感センサーがついた製品を選ぶ ●設定温度は低めにする 床からの冷気を遮断するために、ラグやカーペットを敷くといいでしょう。さらにこたつの熱が外に逃げないよう、厚手のこたつ布団を使用するか2枚重ねるのがおすすめです。 「こたつを消し忘れてしまう」という方は、人感センサー機能がついたこたつを選ぶと、電力を節約できます。 ■床暖房 最後は、床暖房にかかる電気代を節約する方法です。 ●電源をこまめにオンオフしない ●カーペットや家具をなるべく置かない ●省エネモードを使用する ●早めに電源を切る 床暖房は温まるのに時間がかかるため、こまめに電源をオンオフすると立ち上がりの際の消費電力が高くなります。在宅時間や短時間の外出の際は、つけっぱなしのほうが電気代をおさえられるでしょう。 また、床暖房の上にカーペットや家具を置くと、熱が遮断されてしまい暖房効率が下がります。できるだけ物を置かないように意識しましょう。
暖房器具は使い方次第で電気代を節約できる
電気代が高くなりやすい冬は、暖房器具の使い方を見直しましょう。それぞれの暖房器具にかかる消費電力をおさえられれば、その分電気代が安くなります。今回ご紹介したポイントを意識して、暖房効率をアップさせましょう。 出典 経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部