大河『べらぼう』横浜流星、「戦はありませんが、商いの戦いが」 “江戸のメディア王”「あまり知られていない人物だからこそ、先入観なく」
来年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(1月5日スタート、総合日曜午後8時ほか)の初回試写会と会見が16日、東京・渋谷の同局で開かれ、主役・蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)を演じる俳優の横浜流星(28)、脚本担当の森下佳子さんらが登壇した。 ◆横浜流星、『べらぼう』撮影オフショット【写真】 多くの作品にひっぱりだこの横浜だが、NHK作品に出るのは今回が初めて。2日前に第1話を見た横浜は「新たな大河ドラマになっています。合戦はありませんが、これから商いの戦いが繰り広げられますし、色濃く人間ドラマが描かれていて展開がスピーディー。痛快なエンターテインメント作品になっていると思います」とアピールした。 続けて「蔦屋重三郎という、あまり知られていない人物だからこそ、先入観なく見ていただけると思う。町人なので見てくださる方々と同じ目線で自分事のように共感していただけると思います」と胸を張った。 森下さんは「台本は設計図だとよく言われます。でも今回、私が書いた台本は『種』で、出来上がったものは『森』という印象を受けました。本当に横浜さん、スタッフ一丸となって作ってくれているんだと…私ももっと頑張んなきゃと思いました」と想像以上の仕上がりに感心した。 「べらぼう」は、江戸時代の版元で浮世絵師の喜多川歌麿や東洲斎写楽を世に出したことで知られる”蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜)が、親なし、金なし、画才なし…のないない尽くしの生まれから”江戸のメディア王”として成り上がっていく波瀾(はらん)万丈の人生を描く。
中日スポーツ