JR大阪駅で開業150周年イベント 11日から「大阪駅タイムトラベルステーション」イベント
パネル展や謎解きゲーム、AR体験など
JR大阪駅は1874(明治7)年、神戸―大阪間の鉄道開通に伴い開業し、5月11日で150周年を迎えた。これを記念したイベント「大阪駅タイムトラベルステーション~時間の旅へ出かけよう!~」が、大阪ステーションシティの各所で始まった。 当日の午後2時から記念式典が同駅5階「時空(とき)の広場」で開かれ、演出で駅員の制服やヘルメットに作業服といった職種がわかる衣装のままのJR西日本吹奏楽団が、「銀河鉄道999」(ゴダイゴ)や、谷村新司さんの「いい日旅立ち」「三都物語」を生演奏した。
続いて、同社交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」のゆるキャラ、カモノハシの「イコちゃん」と共に、大阪駅うめきたエリア新キャラクターの「びりーばー」が紹介された。 JR西日本の三津野隆宏さん(近畿統括本部長)が挨拶。大阪市北区の寺本譲区長は、自身が鉄道好きだというエピソードと共に祝いのメッセージを送った。その後は、特別ゲストに東大発・知識集団「QuizKnock(クイズノック)」の伊沢拓司さんが駆け付け、トークセッションやクイズ大会が行われた。 このほか、同駅2階「アトリウム広場」で「鉄道とまちの歴史パネル展」を5月17日まで開催。初代大阪駅から現代(5代)までの変遷のほか、今夏、同駅西側に開業する新駅ビル「イノゲート大阪」や来年春開業の商業施設「うめきたグリーンプレイス」など、未来の梅田エリアを紹介している。 謎解きイベント「大阪駅×ドラマチック謎解きゲーム タイムトラベルステーションの謎」(「よだかのレコード」監修)や、鉄道育成ゲームアプリ「ソダテツ」を使った「大阪ステーションシティ×ソダテツ 大阪駅QRラリー」は10月31日まで実施。施設内4カ所の広場に設置したAR(拡張現実)マーカーを読み取るとスマートフォンに歴代車両が現れる「AR大阪鉄道博物館」は、11月4日まで開催している。謎解きイベントの参加料は1000円で、そのほかは無料。