女子下部ツアー優勝を経てプロテストに乗り込んだ都玲華

◇国内女子◇最終プロテスト 初日（29日）◇大洗GC (茨城)◇6602yd（パー72） 【画像】小祝さくらが狙う77万円の便器 4度目のプロテストは成長を実感する初日となった。4月の女子下部ステップアップツアー「大王海運レディスオープン」で6人目となるアマチュア制覇を果たした都玲華は4バーディ、2ボギーの「70」でプレー。2アンダー首位タイで発進した。 海に隣接する林間コースはこの日、風速5.2m（午後0時時点）の冷たい風が吹くタフな状況。「序盤は苦しい展開が続いたけど、後半は調子が上がってきた」と、出だしの10番でショットを曲げながらもパーセーブで耐えしのぐ。 パーを並べる展開が続く中、17番で2打目を１mにつけて念願のバーディ。続く18番、ハーフターン後の1番と1m前後のチャンスを決めて一気にスコアを伸ばした。3番、4番（パー3）と続けてスコアを落としたが、5番のバウンスバックでボギーの流れを断ち切り最高のスタートにつなげた。

待望の合格へ狙いを定めて

これまで「パットがいい日はショットが崩れて、その逆も…」という傾向にあったが、今季の課題にしていた修正力をここ一番で発揮。「その日の状態でゴルフをどう作っていくことに取り組んだ」という成果が、着実に成績に結びつつある。 下部ツアーで挙げたプロ初優勝により「プロテストに自信を持って挑めました」と話し、念願の合格へ力強いまなざしを向けた。（茨城県大洗町／松島流星）